「受験勉強の英語とは！？」〜大学受験の英語を網羅しよう！〜

受験勉強で最も重要、かつ対策に時間がかる科目は英語だと言われています。
確かに、英単語や英熟語、英文法は覚えることが数千個と言われるなど、単純暗記以外の問題形式も、長文やリスニング、そして英作文など、たくさん登場しています。さらに恐ろしいのは、すでに大学受験で英語は何十年も行われているため、毎年各大学が工夫した問題を出してくることで、問題形式は増える一方なのです！

そんなみなさんの不安を解消するためには、まずは英語の受験勉強で必要とされる基本的な勉強内容を理解する必要があります。

Contents

1 基本知識の習得（単語、熟語、文法）
2 応用力の醸成（読解、リスニング、英作文）
3 志望校対策（過去問演習）
4 まとめ

基本知識の習得（単語、熟語、文法）

英語の受験勉強に欠かせない一番の要素と言えば、基本知識です。単語や文法が分からなければ、長文もリスニングも英作文も、何もできません！

まず単語はどうでしょうか。英単語の代表的な参考書と言えば、「DUO3.0」、「速読英単語」、「英単語ターゲット」などがあります。どれもおおよそ2,000〜4,000単語程度の暗記を必要とします。（もちろん実際はすでに知っている単語もあるので、すべてを暗記するわけではありません。）

次に熟語です。単語帳によっては熟語も一緒に覚えられる種類のものもありますので、必ず参考書が必要であるというわけではありませんが、上記同様、DUOシリーズ、速読シリーズ、ターゲットシリーズなどから、熟語の本が出ています。これらはおおよそ1,000個程度の熟語の暗記を要求します。

最後に英文法。英文法は演習型の参考書と、解説＋演習型の参考書の2通りあります。自分の英語の学習進捗に合わせて選びましょう。代表例は「基礎英文法問題精講」や「Forest」などです。英文法は参考書により開きがありますが、500〜2,000個程度の知識を吸収することができます。

応用力の醸成（読解、リスニング、英作文）

基本的な知識をつけることができたら、やるべきことは応用力の情勢です。読解はどの大学でも課されますが、リスニングや英作文は大学によりかなり形式が異なるケースや、そもそも出題されていないケースもありますので、まずは闇雲に勉強するのではなく、志望校にあった形式の応用力をつけていくことが重要です。

ほとんどの大学で共通した問題形式である読解では、かなりレベルや解説度合いに開きがあります。有名な参考書は「英語長文問題精講」や「ビジュアル英文読解」などです。が、それ以外にも難しい構文に対応した「ポレポレ英文読解プロセス50」、段落ごとに意味を要約し、スーピーディーな読解を目指す「パラグラフリーディーングのストラテジー」などといった本も存在しています。
なるべく自分に合うもの、志望校のレベルに合ったものを選びましょう。

志望校対策（過去問演習）

最終的には基礎学力をつけた上で、志望校の対策をすることが重要です。冒頭で述べた通り、大学により英語の問題形式や難易度は大きく異なります。そのため、自分の志望校に合った英語力をつける必要がありますので、過去問の演習は、受験勉強において絶対に欠かせません！

近年はインターネットで、多くの大学の過去問は無料で入手できますので、10年分くらいは確保して対策をしたいところです。
ただし、ネットでは解答が載っていても解説がありませんので、できれば赤本など、解説があるものを入手して復習できる状態を作ることが大切です。
そして、過去問は演習をするだけではなく、間違えたところや自分の苦手なポイント、問題形式を発見して、個別対策を繰り返すのがなにより重要です。
はじめにガチガチに対策を固めてから過去問に入るのではなく、「だいたいわかったかな？」という段階で構わないので、早めに過去問を始め、都度苦手を潰し、また過去問演習を繰り返すことで、より効率的に得点力をあげることができます。