みなさんは「受験勉強=予備校に通う」と思い込んでしまっていませんか。
本来であれば、予備校はあくまで勉強を進める、点数を伸ばすための一つの手段でしかないはずで、
いつのまにか予備校で授業を受けることが目的になっているかもしれません。
しかし、独学で受験を乗り切るというのはとても勇気が必要です。
そこで今回は受験英語を独学で進めるコツを紹介します。
独学で勉強を進めることで、多少ムダになっていた時間を取り戻せるかもしれませんよ!?
Contents
受験英語が独学できる理由
受験英語は点数を伸ばすためにやるべきことが明確なため、予備校であれ独学であれ勉強すべきことに大きな差はありません。
同じことを、予備校で講師から教えてもらうのか、自分で勉強するのかの違いです。
また、受験英語の点数が伸びるかどうかのポイントは、やるべきことをいくらやったかです。
もちろん効率化できる部分も存在しますが、基本はたくさん覚え、たくさん文章を読めば英語は伸びます。
そうすると、人によっては予備校に通っていることで、本来かけるべきでない部分に時間をかけている可能性があります。
例えば、「ひたすら文章を読むべき」段階にいる受験生が、簡単な文章の解説をゆっくり受けているという状態です。
受験英語は独学でも十分伸ばせます。
それでは英語を伸ばすために「やるべきこと」を見ていきましょう。
受験英語の独学に必要な3つのポイント
ひとえに受験英語といっても、文章読解、リスニング、発音と様々な要素があります。
そこで今回は一番受験生が苦労しそうな文章読解にフォーカスして解説します。
受験英語の独学に必要なポイントは大きく以下の3つです。
基本事項を暗記する
文章構造を理解できるようになる
意味の通る和訳を作れるようになる
基本事項の暗記が独学可能であることはみなさん理解できるでしょう。
大学受験ラボでも多くの参考書を紹介していますが、巷でも参考書情報はあふれかえっています。
「これ!」という参考書を決めたら後はひたすら暗記するだけです。
文章構造の理解は時間をかければ誰でもできるようになります。
受験英語においてはいかに早く構造を見抜けるかということがポイントです。
これも一度理解すればあとはひたすら練習あるのみです。
意味の通る和訳を作るには国語力や文章全体の流れを読む力も必要になります。
練習量ももちろんですが、数多く解説を読み理解することで和訳の構成力が身につきます。
ここからは3つのポイントをそれぞれ詳しく述べていきます。
基本事項を暗記する
基本事項とは、大きく「英単語」「英熟語」「英文法」です。
これら事項は予備校であれ参考書であれ覚えることに変わりはありません。
おすすめ勉強法1
最低1冊ずつ参考書を手に入れたら3周は勉強するようにしましょう。
参考書選びもそれほど難しく考えずに、自分が勉強しやすい好みで選びましょう。
大学によってはとても細かいレベルの単語を出す試験もありますが、まずは一般的な参考書で十分です。
志望校別の対策や過去問の勉強を始めたときに、新しく参考書を追加する等の対応をおすすめします。
暗記は、やろうと思えばいつまでもダラダラできてしまいます。
独学で時間をかけずに勉強したい場合は、3つのポイントのうち「暗記」の部分で時間を減らすことをおすすめします。
文章構造を理解できるようにする
文章構造を理解するというのは、おおざっぱにいってしまえば文章の主語と述語を正しく把握することです。主語と述語が正しく見えていれば文章構造の把握で大きく方向を間違えることはありません。
しかし、受験英語もそこまで簡単ではなく、この主語述語の把握がしにくいように文章構造を複雑にしてきます。
ここでもポイントは暗記と同様に量をこなすことです。
ただし単純な暗記とは違い、しっかりと理解することが重要です。
おすすめ勉強法2
基本は参考書を活用し、文章構造を考える→解説を読んで理解する、という流れをひたすら繰り返します。
やり方としては、副詞、主語、述語、修飾語、といった意味のまとまりで文章を区切る方法です。
初めのうちはこれら要素で違う記号をマークするようにし、慣れてきたらスラッシュを入れるようにするとよいです。
文章構造は参考書によって示し方が異なるので自分が一番分かりやすい参考書を探しましょう。
参考書によっては単純に答えと和訳が載っているだけで文章構造が示されていないものもあります。
意味の通る和訳を作れるようになる
最後は文章を日本語にする練習です。
たいていの参考書に和訳は載っているので、参考書によって一番差が出ない、すなわち勉強しやすい部分です。
その一方で、意味の通る和訳を作ることは、場合によってはセンスを要求されます。
単純に辞書通りに和訳すれば良いときもありますが、文章全体の流れに沿って意訳が必要な場合があります。
みなさんも経験があるでしょうが、よくWeb上で和訳をしてくれるページがありますが、時としてとんでもない日本語を返してくることがありますよね。
気が付かないうちに、そういった和訳をしてしまう受験生は少なくありません。
ここでもポイントは練習あるのみです。
たくさん文章を訳し、感覚を養ってください。
おすすめ勉強法3
あまりに間違った和訳を載せている参考書は多くないので、参考書選びはそこまでこだわる必要がありません。
たくさんの文章に触れることがポイントです。
文章の流れを壊さず意味が正しければ一字一句解説と同じ和訳を作れるようになる必要はありません。
しかし、問題ごとにポイントとなる部分があります。
そこは和訳を漏らしたり、意訳に逃げたりせずにきっちりと訳出できるようにすると良いです。
おわりに
受験英語は独学でも十分合格可能であることは伝わりましたか?
3つのポイントをしっかりと押さえ、英語の点数を伸ばしてください!
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