覚えることが多く、知識の整理に苦戦しがちな世界史。通史は一通り終わったけど、なかなか問題が解けない…そんなあなたにおすすめするのが「年号暗記」。
年号を覚えるのは大変そうだからいやだ、という叫び声が聞こえてきますが、確かにコツをつかまないと年号暗記は大変です。
しかし、コツをつかんで覚えていけばこれほど頼りになる武器はありません!ぜひこの年号を味方につけて、世界史で差をつけましょう。
「ヨコ」の世界史に苦労していませんか?
世界史の通史は一通り終えても、問題を解くという段階に入ると「あれ?単語は覚えているのに問題が解けない!」となってしまう人は意外と多いです。その原因は、世界史にあって日本史にはない「ヨコ」の歴史観をつかまないといけないからです。
通史の授業は基本的にひとつの国、地域をタテに(時系列で)勉強していきますが、ヨコの流れはなかなか教えられません。これを授業で教えるのは難しく、自分で勉強しないといけない部分なのです。
しかし試験問題においてはいろいろな形でヨコの流れがおさえられているかを訊いてきます。どのようにして出来事と出来事をつないでいけばいいのでしょうか?
年号は歴史をつなぐ魔法のカギ!
そこで年号暗記です。年号を覚えていれば同じ時代に起こった出来事は一瞬でわかります。例えば、「コロンブスの西インド諸島到達:1492年」と「ルターの『九十五箇条の論題』発表:1517年」を覚えておけば、大航海時代と宗教改革はだいたい同じ時期に始まっているんだなということがわかったり、「ムハンマドのヒジュラ:622年」と「唐の成立:618年」を覚えていればイスラム教の台頭とそのころの中国の状況をつなげたりすることができます。
年号は歴史の流れの理解よりもピンポイントで、確実な知識になります。ダイレクトに年号を問われるような問題はあまり多くありませんが、センター試験、私大、国立二次、すべてにおいて活用することができる知識です。
リズムとゴロで覚えよう!
さて、それではその年号をどうやって覚えるか?ということですが、これはズバリ「ゴロ」です。ゴロを使わなくても覚えられる人はいいですが、私はとにかくゴロで覚えていました。『世界史年代ワンフレーズnew』『ベック式!世界史ゴロ覚え』など参考書もでていますので、活用するといいでしょう。私は『ベック式』を使っていましたが、5・7・5のリズムで情報量のあるゴロがたくさんのっていて、とても重宝しました。
また、オリジナルのゴロを作るのも印象に残っておすすめです。自分で作ったゴロもいくつかあり、受験から3年が経った今でも特に鮮明に覚えています。
どのくらいの量を覚えるべきかということに関しては参考書を確認するか、実際に過去問などを解いていく中で必要性を感じたものをピックアップしていくといいですね!
まとめ
年号暗記は労力も大きいですが、それに見合ったリターンは確実に得られます!センター試験や私立の正誤問題や並べ替え問題、また国立二次の論述にも活きてくる知識となり、世界史の得点力を底上げしてくれること間違いなしです。
世界史の問題を解いていて苦労しているあなた、ぜひ試しに50コほど覚えて問題を解いてみてください!今までになかった視点が得られたことに驚くはずですよ!
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