間違いやすい英語表現 allとalmost

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今回のコラムでは間違いやすい英語表現としてallとalmostを扱います。基本的な意味から間違えやすい表現を代表的に扱っていきたいと思います。

allの意味

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allはご存知の通り、「全て」という意味です。

allは人物でも物事でも使うことが可能です。

注意が必要なのが、数を表す場合です。数を表す場合、allは3人(3つ)以上を意味します。

こうして言語化するとそうなのかと思う人もいるかもしれませんが、おそらく多くの人が何となく理解していることだと思います。

さて、ここからは少し細かくallの用法について見て行きます。

代名詞的用法

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All is well that ends well.

終わりよければすべて良し。

※allは単数扱いとなります。

All were surprised.

全員が驚いた。

※allが人を意味する場合、複数形扱いとなります。

All of the stories were created by him.

全てのその物語は彼によって創られた。

allは複数扱いとなります。

ミスをしやすいall ofの用法

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このall ofの用法は非常に間違えやすい部分なのでしっかりと覚えていきましょう。

【all of+人称代名詞】

All of them were lost.

彼ら全員が迷子になった。

all themとは言いませんので注意が必要です。

【all (of)+限定詞・定冠詞+複数形・不可算名詞】

限定詞とは、冠詞、指示詞(this, thatなど)、所有限定詞(my, yourなど)、数量詞(many, someなど)、数字(one, twoなど)などの単語のことです。

これらの名詞の性質を限定する単語が名詞につく場合、all ofのofは選択的になります。

All of the stories were created.

All the stories were created.

全てのその物語が創られた。

※ofがある形はアメリカで好まれて使われます。

形容詞的用法

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【all +複数形】

名詞に限定詞・定冠詞がつかない場合、ofは不要となります。

All stories were created.

全ての物語が創られた。

 

【all +限定詞・定冠詞+複数形・不可算名詞】

【all (of)+限定詞・定冠詞+複数形・不可算名詞】ではofが選択的と書きましたが、このofが無い場合も形容詞的用法となります。

All the stories were created.

全てのその物語が創られた。

【all+限定詞・定冠詞+単数形】

All the water was spilled.

その水の全てが失われた。

 

「物質名詞」の場合、ofは選択的に使い、下記の様に代名詞にもなります。

All of the water was spilled.

「時」を表す名詞の場合、ofは不要

It snowed all day.

一日中雪だった。

all morning, all night, all week, all month, all year, all springなどallと次の名詞の間にofとtheを入れないのが普通です。

「場所・地域」などを表す名詞の場合、名詞を単数で受けます。

その場所・地域全体やそこに住んでいる人全体を表します。

All the city was abandoned.

街全体が見捨てられた。

 

allをどこに置くか

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形容詞の場合

上の例で見たように、定冠詞、代名詞の所有格、数詞、形容詞よりも前となります。

All his rich five little children

彼の金持ちの五人の子供たちみんな

主語と同格の場合

一般動詞、be動詞、助動詞かによってallの置く場所が変わります。

主語+all+一般動詞

They all come to see me.

主語+be動詞+all

They are all my friends.

主語+助動詞+all+動詞

They may all be my friends.

almostの意味

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almostは副詞で「ほとんど」の意味を表します。

置く場所は以下の通りです。

almostを使う「ほとんど全ての~」の表現

almostを使って「ほとんど全ての~」と表現する時にミスが発生しやすいです。

almostでallを修飾することが出来ますが、almostで名詞を修飾することは出来ません。

 

【Almost all】は可

Almost all of the students

Almost all the students

 

【Almost 名詞】は不可

Almost the students

「ほとんどの~」という意味で名詞を修飾する場合、mostを使います。

Most of the students

Most students

almostを「ほとんど~」の表現

「ほとんど~」の意味でalmostを使う場合、一般動詞の前、またはbe動詞、助動詞の後ろに置くことになります。

I have almost finished my work.

My work was almost finished.

まとめ

このall ofやalmost allの用法は非常に間違いやすい部分となります。ofの要不要、almostが何を修飾するかをよく確認して、一つ一つ使うことが出来るようになりましょう。

辞書や文法書などで自分で例文を確認することも大事になります。

 

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