参考書の使い方:面白いほどとれる倫理・政経

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本書の特徴

本書は倫理、政治・経済の勉強をしたことが無い人でもセンター試験で高得点を目指すための参考書です。そのため、学校の授業だけでは不安だという人やさっさとこれらの科目を終わらせたいという人向けの参考書となります。

さて、本書に取り組むための大前提として、自分で着実に本書を読み進め理解し、暗記していく必要があります。知識を確認するために、用語集や問題集も併せて購入する必要があります。

この大前提は、学校や予備校の授業でも必要なことです。自分に必要なこと、興味がある内容を自分で管理して、理解して、暗記することは非常に基本的な能力となります。

各事項の説明記述が多く、かつ図にまとまっている等、理解しやすいつくりとなっています。

重要事項は赤字、太字、ポイントとしてまとめ、としてまとめてあり見やすいつくりになっています。ただし、倫理、政治・経済を扱うため、全体の分量が多くなり読むのが大変な印象を受けます。

章の始まりにテーマがあり、内容を理解しやすくなっています。また、イラストを多く使っているため、視覚的にも理解しやすいと言えます。
知識を確認するための問題演習もあり、量は少ないがアウトプットも可能です。

本書を使った勉強方法

勉強に必要なもの

  • 面白いほどとれる倫理・政経
  • 倫理と政治経済の用語集
  • センター試験対策の両科目の問題集
  • センター試験の過去問

まずは1回通読

本書は全体で447ページもあり、かなり分厚い参考書です。

他の科目との兼ね合いもあるのですが、学習ペースとしては、1か月ほどで1回目の通読を終わらせましょう。通読は読んだことを忘れることを前提として、短期間で数を繰り返すようにしましょう。

通読する際は、だらだら読むのではなく内容を理解することを心がけて読みましょう。

社会科目は単純暗記な部分もありますが、その仕組みや考え方を理解すると暗記の負担が減ることがあります。

また、本書の特徴として重要な部分は既に分かりやすくなっていますので、特に線などを引く必要はないかと思います。むしろ、読んでいて説明がいまいちわかりにくい箇所に下線を引いたりしてどこで自分が引っかかっているかを分かりやすくしましょう。

分野別に再読、演習

今度は分野別に本書を読んでいきます。読んだ後に(読んだ直後が難しい場合、翌日など)、センター試験対策の問題集で問題演習を行います。

正直、参考書や教科書を読むだけでは、定期試験もセンター試験も、その先の試験も解ける様にはなりません。知識を仕入れることと、それを使うことは別の問題となります。

知識が有っても、問題慣れや試験慣れしていないと解ける問題も解けません。

問題を解いて、答え合わせをして解説を読んだ時に、本書では出てこなかった用語が出てくるかもしれません。その場合、用語集で意味を確認して、本書の関連分野の空きスペースにメモしてください。

これを最後まで繰り返すことで、知識の隙が無くなっていきますし、また、アウトプットも進んでいきます。繰り返しになりますが、知識がどのように問題で問われているのかを知らないと問題を解くことは出来ません。

分野別の読み込みと問題演習1周が終わったら、次は分野別の再読は無しで演習だけをしてください。演習をして忘れた個所や分からない個所が出てきたら、再度本書に戻るという形になります。センター試験対策の問題集は大体2で十分かと思います。

過去問演習

分野別に再読、演習」ではセンター試験対策の問題集でアウトプットをしましたが、今度は実際の過去問を使って演習を行います。

時間が無ければ、センター試験対策の問題集は飛ばして、過去問演習をしても良いと思います。

過去問演習の大きな流れは「分野別に再読、演習」での演習と同じです。ここで重要になってくるのは、時間を守りながら演習が出来るかどうかです。

時間を浪費しないためには、考えて分かる問題と分からない問題をしっかり区別して認識することです。知識問題のような知っているかどうかの問題は、ど忘れでない限り考えても分かりません。そのため、ここに時間を割くのは効率的とは言えません。

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まとめ

本書の効率的な使い方は、本書を教科書代わりにして知識をインプットし、問題集を解き、不足している知識を書き込んでいくという方法です。演習が進み、分からない知識が出てくるほど、生徒一人一人にとっての本書の完成度は上がっていきます。

本書の読み進め、問題演習を自分で管理して進めるの大変ですが、自分のやる気と理解力次第でいくらでもできるという風に考えてください。

 

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