大学受験において最も高く立ちはだかる壁は、英語と数学だと言われています。
確かに暗記量や演習量を考えてみれば納得のいく話です。
しかし、大学受験で意外と足をすくわれてしまうのが理科や社会の科目です。
対策がどうしても後回しになってしまうため、現役生は一部の範囲が終わらなかったり、諦めて捨ててしまったりするケースは枚挙に暇がありません。
普通に学校に通うと社会や理科の範囲が終わるのは、高校3年生の秋になります。
学校によっては冬にギリギリ、という話も聞くくらいです。
ですから理科や社会の科目は、自身で早期に対策を始める必要があるのです。
よってここではそんな理科や社会の範囲を高校2年生までに一通り勉強してしまうためのテクニックを紹介します。
1科目100時間を目安に!
予備校の授業は1回90分、週に1回が基本です。
1年間は約52週ですが、長期休みには通常授業がないケースもあるので、実質40週程度で1年分の授業となります。
つまり、1.5h×40=60hが予備校を利用した際の1科目にかかる時間です。
現実には夏期講習や冬期講習、予習復習もそこに乗ってきますので、1科目100時間で計算すると良いでしょう。
国立大学を受ける場合など2科目以上必要な場合は、100時間を掛け算して考えましょう。
基本は映像授業
問題となるのは勉強の仕方です。
普通の高校生が普通に参考書を100時間読めば、絶対に眠くなります。
また、全く未知の世界の話を文字だけで理解するのは、かなりの困難が伴います。
そこで有効なのが映像授業です。
映像授業といえば東進ハイスクールやスタディサプリが有名ですが、他の予備校からもたくさんの映像授業が提供されています。
自分に合ったものを選んでください。
また、映像授業の場合、通学しなくても自宅のパソコンなどで受講できるシステムもあります。
自分が集中しやすい方法を選べば良いでしょう。
一気に受け過ぎない
100時間をある程度の期間で勉強するのですから、かなり連続的に授業を受けていく必要があります。
しかしなるべく分散させて勉強しないと、定着率が落ちる危険があります。
90分×2=3時間くらいが、1度に受けられる最大時間だと考えましょう。
仮に丸1日暇だからという理由で、1日15時間映像を見ても、かなり定着率が落ちる危険があるでしょう。
(ただし映像授業は複数回再生できるものもあるので、後から見返せる分、そういったミスを取り返しやすい環境です。)
まとめ
大学受験の要はやはり主要科目です。
しかし、理科や社会などに足をすくわれてしまってはもったいないです。
早期に対策を開始し、万全の体制で受験生本番を目指してください。
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