みなさんは移動時間の有効活用できていますか?普段電車や徒歩で通学している人には、意外と移動時間がかかるもの。1日にあたり1〜2時間を費やしている人も珍しくありません。しかし、移動時間を有効に活用できている人は多くありません。毎日1時間、移動時間で勉強するだけでも、土日と祝日を除いて年間240時間の勉強時間を確保できます。ここでは、移動時間の有効活用法について紹介していきます。
オススメは暗記を基本とした状況別の使い分け!
移動時間はやはり細切れ時間ですから、短時間でも有効に使える暗記が適しているのです。しかし、新しいことを覚える暗記には集中も必要ですから、復習や確認系の暗記が最適です。しかし、移動時間の間、常に暗記だけでは眠くなったり集中が切れたりする危険があります。そのため、オススメするのは状況別の勉強内容の使い分けです。例えば、歩いているときと電車で立っているときは暗記もの。電車やバスで座ったり駅のホームで座ったりするときは読み物、などとすると良いでしょう。
また、読み物を選ぶ際はセンター試験のみで使う選択科目など、気軽に取り組めるものの方が良いでしょう。普段集中して取り組んでいる英語や数学と比べれば、リラックスして取り組むことができます。
たくさん手を付けるな!
移動時間に取り組むものは、基本的に2〜3つに制約しましょう。あまりに選択肢があると、どれをやろうかなどと悩む時間が発生するので危険です。できる限り悩む時間や考える時間を減らすことが、大切です。ただ、同じ科目だと飽きがくるのも事実ですので、1〜2週間ごとに分野や科目を入れ替えていくと常に新鮮な気持ちで取り組むことができます。
「ながら歩き」で効率アップ!
最近ではスマートフォンの普及もあり、ながら歩きをする人が増えています。ただし、世の中の人がやっている、ながら歩きは危険が伴います。受験勉強では自分の体が最大の資本です。ながら歩きで怪我をしたり、事故にあったりしては終わりです。では、ながら歩きの何が危険かというと、歩いている最中に進行方向や周囲を見ていないことです。逆に周囲を見ながら勉強することで、危険を回避しながら成績アップを狙うことができます。
具体的には、単語カードもしくはスマートフォンを使います。単語カードやスマートフォンで覚えたいことをチラ見します。そして、単語カードやスマートフォンから視線を逸らし前を向いて歩きます。ポイントはこのときに頭の中で、3〜5回ほど覚えたい内容を唱えるのです。小さく口に出しても良いでしょう。
そして、また数秒後に単語カードやスマートフォンをチラ見します。これを繰り返すことで危険なく歩きながら、暗記を進めることができます。
この場合、単語カードを作る時間が必要ですから、スマートフォンで覚えたいノートのページや参考書のページを何枚か写真に撮っておけば、即席の暗記帳を作れますので、非常に効率的です。ただし、危ないですから、写真をじっくり見ながら歩くのはやめましょう。
まとめ
冒頭でも述べた通り、移動時間は勉強時間の宝庫です。部活や学校の課題でなかなか時間が取れない人も、移動時間を有効活用することで、周りとの差をつけることができます。普段通学時になんとなく音楽を聴いたり、携帯をいじったりして過ごしてしまう人は、明日から実践していきましょう!