時間が限られている受験勉強の中で、通学の時間をいかに有効に使うことができるか?ということもひとつの重要なポイントになります。
主に電車時間を利用した基本的な勉強方法について紹介していきます。
電車の時間はばかにならない
まず、移動時間がどのぐらいあるかあらためて認識しておきたいところです。毎日電車に乗っている時間が往復で1時間であれば、月間30時間の枠があることがわかります。
この計算はあくまでも目安の時間を把握するためではありますが、全体の受験勉強の中の重要なひとつのパーツとして自分自身で認識することが大切です。
電車では暗記系、復習系の細切れ可能なものを習慣化
電車の特徴としては、時間的に細切れであること、書き物ができないということがあげられます。通学時間の中でも、路線の乗り換えがあれば実際に電車に乗っている時間は5分から20分ほどの人が多いのではないでしょうか?また、当然ながら電車の中で「書く」という作業は困難なため、「読む」という動作だけで勉強を行います。
このような特徴を踏まえると、
・単語の暗記
・英文法(択一問題)の勉強
・前日に解いた数学の問題の見直し
が電車の中の勉強としては適しています。
中でも、前日に解いた問題の見直しの習慣化は学力向上においてライバルと差をつける部分になってきます。
人の記憶は学習直が最も低下スピードが高いので、勉強直後(当日や翌日)ほど重点的に復習することで記憶の定着につながります。毎日必ず、前日の学習内容の一部を電車内で補うことが本番での成果につながります。
意外と多い歩行中には音声学習
電車通学の人だけでなく自転車や徒歩通学の人も含めて音声学習は非常に有効な手段になります。電車に乗っている時間と同様に、歩行している時間も勉強時間に返ることで学力向上のスピードを極限まで高めていきます。
路線の乗り換えや、駅から学校までの道のりは参考書を読みながら歩くのは危険ですし、見た目を気にする人も多いかもしれません。そこで、単語帳の付属されているCDなどを利用して音声で学習する習慣を身に着けて移動時間も確実に勉強に費やしましょう。
ただ、どうしてもお気に入りの音楽も聴きたいという人もいるかもしれませんが、そういった場合は「駅から学校だけは好きな音楽を聴いてそれ以外は音声学習」などの自分なりのルールを決めることが大切です。
まとめ
電車を始めとする移動時間は、全体の受験勉強の時間に対して一部ではありますが、いい習慣を身に着けることで確実にライバルに差をつけることにつながります。電車移動の特徴をおさえた上で、自分なりのルールを決めて勉強を行いましょう。
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