受験勉強をしていれば、誰しもスランプに陥ることがあります。しかしスランプとは、そもそもどのような状態をそう呼ぶのでしょうか。
ここではスランプの状態を確認し、受験勉強を正しく前に進めていくためのポイントを解説していきます。
そもそも、スランプとは!?
スランプとは、要はモチベーションややる気が下がっていることです。勉強をしてもなかなか暗記が進まなかったり、真剣に取り組もうと思えなくなったりすることです。
スランプの原因は人それぞれです。学校で嫌なことがあったとか、成績が振るわないとか、いろいろなケースが考えられます。一番簡単な解決法は、その原因を潰すことですが、それができれば誰だってやっていますよね。なかなか問題が解決できないからこそ、みんな悩んでしまうのです。
スランプ時の勉強法は?
スランプになってしまったときでも、受験生は勉強をし続けるしかありません。勉強をやめてしまえば、今までの努力が全くの無駄になってしまいます。ですから一番重要なのが「勉強をやめない」ことなのです。
そして、勉強をやめない上で、どのような勉強をすればいいのでしょうか。
その答えが「復習」と「演習」です。スランプとはやる気が出ない状況なのですから、新しいことを習得したり、暗記したりすることには全く向いていません。やる気がないから単純作業である暗記がよさそうにも思えるのですが、そうではありません。時間を浪費してしまうだけです。
すべきことは復習、かつ演習です。いままでやった内容を復習することが有効です。復習では、基本的に今までやったことを学ぶので新しいことを理解する必要はなく、とても有利です。かつ、演習であれば正解することで成功体験を得られるのでわずかではありますが、モチベーションアップ、自信回復にもつながります。
重要なのは「振り返る」こと
そもそもスランプになるということは、その人なりに一生懸命やっているからスランプになるのです。運動選手でも、毎日練習したり試合で頑張ったりするからスランプになるわけで、練習もせず試合もいい加減にやっていれば、スランプになるはずがありません。
ということは本当はスランプは努力の証でもあるのです。しかし本人はそう認識することはできず、目の前の参考書の山が悪魔のように思えてくるのです。
ですから、そういったときは過去を振り返り、自分が今までやったことを振り返るのが有効なのです。
まとめ
受験勉強はあくまで「積み重ね」です。効率的な勉強法はあっても、0がいきなり100になる魔法はありません。逆に言えば、積み重ねたものにはそれだけの価値があるのです。たしかにテストで求められているのは100で、今の自分の成績は30かもしれませんが、30は決して0ではありません。あと70積み重ねればいいのですから、今まで自分がやったことを再認識し、歩みを止めず、前に進んでいくことが重要なのです。