大学受験で失敗してしまう人は、世の中にたくさんいます。
インターネットで検索するだけでも、いくつかの事例が簡単に集まるほどです。
一方、大学受験に失敗してしまう理由を分析している人がいます。
そんな方々の言い分は、「モチベーションが足りない」「明確な志望動機がない」「基礎学力が不足していた」など様々です。
大学受験に失敗してしまう人は年に何百人、何千人といるでしょう。
ですからこれらの人たちを一括りにグルーピングするのは難しいことですし、現実的ではないでしょう。
しかし、「大学受験に失敗しないために心掛けたいこと」であれば一定の解があってもおかしくありません。
そこでここでは、大学受験で失敗しないために、「どのようなマインドセットを持つべきか」について解説していきたいと思います。
低い天井では結果は出ない
まず、自分の天井を確認しましょう。天井というのは限界のことです。
例えば、普段の生活を見直してみて毎日4時間勉強できるはずだとわかった場合、みなさんがすべき勉強は、4時間。せめて3.5時間は勉強すべきです。
言葉で言うのは簡単ですが、それを本当に毎日実践するのは辛いことです。
来る日も来る日も空いた時間を全て受験勉強に注ぎ込むわけですから、当たり前のことです。
逆に、すべき努力をやりきれないということは、自分の天井はそこまでだということです。
大学受験に向けて必要な努力をやりきれない時点で、自分の天井の低さを自覚すべきなのです。
天井が低いのは悪いことではない
日本では勉強を頑張るのが当たり前、良い大学に行くのが当たり前、みたいな風潮があります。
もちろん行きたい大学に合格できれば、それ以上のことはありません。
しかし人生は大学受験が全てでないことも事実です。
仮に自分の天井が低ければ、その理由を考えてみましょう。
出てくる理由は、「本当に学歴が将来役立つのかわからない」とか「目の前の遊びの方が楽しい」などいろいろなパターンがあると思います。
でも、それでも構わないのです。
大学はそもそも「勉強をする人」が行くべき場所であり、世の中全員が進学する必要はないのです。
ですからみなさんも、勉強以外の大切なことがあれば優先しても構わないですし、決してそれは悪いことではありません。
保護者の方からは意見されるかもしれませんが、最後はみなさんの人生。
みなさんが意思決定するのです。
ただし、浅い考えで目の前の楽なことに飛びつくのはやめましょう。
未だ日本には学歴で人を見る傾向はありますし、就職するならば大卒かつなるべく難関大学の方が生涯年収は高まります。
そういった情報を自分で集め、メリットとデメリットを良く考えて、大学受験に対する自分のモチベーションを決めてください。
浅い考えだけで勉強から逃げると、絶対に後で後悔します。
まとめ
厳しい表現もありましたが、結局は自分の頭で考えて、自分で決めるということが大切です。
結局、未だ日本の就職制度においては、難関大学を卒業するのが圧倒的有利であることは論を待ちません。
自分の将来を真剣に描けば受験勉強にせよ、別の活動にせよ、何に注力すべきか、自ずと見えてくるでしょう。