高校入試の合格発表が終わると、正直入学までは浮かれ気分で遊んでいたいものです。
高校によっては入学までの課題を出されたりするところもありますし、入学後に学力テストを実施することもあります。
高校で運動部に入りたいと思っている人は、学校の勉強よりもどうやったら高校の運動部で活躍できるか練習についていけるかの方が重要な関心ごとだと思います。
Contents
高校入学まで何をすべきか
第一にすべきは筋力・体力強化
どんなスポーツでも技術練習と体力練習に分けることが出来ます。
人によって、どっちが得意か、どっちが習得しやすいかなど差はありますが、両方大事です。
技術があれば筋力・体力が不要なんてことはありませんし、筋力・体力があれば技術は不要なんてことはありません。
技術と筋力・体力は相互に補完的なものです。但し、各々の考え方で多少どちらを重視すると結果を出しやすいかは変わります。
なぜ筋力・体力強化?
両方大事だと言っておきながら、第一にすべきだと思うことは筋力・体力強化なのは理由があります。
これは受験勉強で鈍った体を、まずは良い時の状態まで戻し、更には基礎能力を向上させることが目的だからです。
この時に大事なのは、初めて1週間くらいは絶対に無理をしないということです。
これから高いレベルで運動をしようとしている時に、怪我のリスクを高めるのは愚かな選択です。
特に寒い地域に住んでいる場合、準備運動不足、悪天候での運動などは怪我と体調不良の原因となります。
運動に関する知識を得ることで、悪環境で無駄な疲労をすることなく運動が出来るようになります。
準備としての筋力・体力強化
指導者の考え方にもよるのですが、高校の部活ではウエイトトレーニングを取り入れているところもあります。
ウエイトトレーニングとはダンベルやバーベルを使った筋力トレーニングのことです。
筋トレで付けた筋肉は役に立たないという人もいますが、それは単に技術練習をしていないからです。
筋力をつけるには筋トレが一番効率が良いですし、技術を付けるには技術練習をするのが一番効率が良いです。
ウエイトトレーニングをするための、体作りを高校入学までの間にして欲しいと思っています。
入部した部活がウエイトトレーニングをするかは分かりませんが、しないからと言って筋力・体力は無駄にはなりません。
練習のための練習は無意味だという人がいますが、正直場合によりけりです。
基礎体力もないのに、高度な練習をさせて短期的には良くても、長期的には基礎が無いから伸びないなんてこともあります。
やれば付く筋力・体力
筋力・体力トレーニングの優れている点は、やれば付くという事実です。ある技術を習得しようとしても、正直習得できるかは分かりません。その理由は、技術は個人の感覚に依存するからです。Aさんの認識では正しい説明でも、Bさんの認識では違うということもあります。また、Aさんの認識が間違っているということもあります。
技術の習得というのはかなり難しいです。ですが、筋力・体力強化はやり方に従えば少しずつでも必ず付きます。
難しいからと言って、技術練習を怠って良い理由にはなりませんが、良い指導者やタイミングがあってこその部分もあります。
ですから、受験後の筋力・体力が弱っている段階では、まずは筋力・体力強化に力を入れましょう。
具体的な内容
これを読んでいる人がどんなスポーツをやりたいかによるのですが、足腰の筋力が強くて損をすることは一切ありません。
ですから、スクワット、ワイドスクワット、ランジ、カーフレイズ辺りでググってみてください。
また、これらの運動をがむしゃらにやるのではなく、フォームが筋トレでは非常に重要になります。
間違ったやり方をすると正しい効果を得られないだけではなく、怪我の原因です。
休むことも運動
基本的に運動の効果を効率的に得ようと思ったら、いかに休むかとどのような食事をするかというのが重要になります。
部活の方針もあるのでしょうが、正直強度が高い練習を週5以上で行うのは怪我の原因です。
練習の中で強弱をつけたり、休んだりしないと体がついていきません。
基本的な話として、運動をする以上、睡眠時間の十分な確保とバランスの良い食事をしっかりとることが重要です。
何をすべきかを自分でも勉強
効率のいい運動の仕方、休み方、食事の仕方は部活をやらなくてもあった方が良い知識です。
自分の体は自分で守る必要があるので、運動に関する最低限の知識はネットなり本なりで調べて知識を身につけておくことが大事です。
まとめ
これらのことから、高校1年時に運動部に参加したいという人がすべきことは2つです。
1つは落ちた筋力・体力を戻し、更に向上させること
2つは運動に関する正しい知識を得るということ