高校生・受験生に必要な勉強時間とは?学年と時期別まとめ&合格者の体験談

受験勉強の時間

高校生や受験生のみなさんは、1日何時間勉強すればいいのか?ということをすごく気にしているのではないでしょうか?もちろん勉強の効率や質により、答えは異なりますが、それでもやっぱり気になりますよね。
ここでは、各学年で何時間勉強すればいいのか、どのくらいの勉強時間が目安になるのか紹介します。
また、合格者の体験談も紹介していくので実際に合格していった先輩の例も見ていきましょう。

高校1年生は「毎日」勉強をモットーに!

高校1年生のときは、時間よりも毎日やることが重要です。1日1時間でも構いません。休みの日は同じ1時間、もしくは2〜3時間やれればベストです。東大など難関大学に合格した受験生でも、その程度が目安です。

むしろ時間よりも「毎日」が重要です。受験で勉強時間が必要なのは、たくさんの暗記事項があるからです。それらを覚える際には、繰り返しが重要です。ですから、合計時間にこだわるよりも、毎日勉強する時間を作り、習慣としての勉強時間を定着させることが良いでしょう。

高校2年生は休みと隙間時間を活用!

高校2年生になれば、既習範囲も広がりだいぶ受験勉強らしい勉強ができるようになります。特に英語、数学、国語系の科目は、一部入試問題のレベルに近い問題も(解けなくても)理解する力が付いています。

ですので、平日は部活などもあり忙しいと思いますので、高校1年生と同じく1時間で構いませんが、休みの日は4〜5時間確保できると、周りとかなりの差別化ができます。また夏休みなどの長期休暇を積極的に利用して、6〜8時間勉強することで、一部科目をほぼ本番レベルまで仕上げられれば、かなりの成功パターンに入ります。

さらに、高校2年生からは隙間時間を活用しましょう。通学や休み時間、必要があれば風呂や食事の時間を活用することで、暗記事項の習得を早めることができます。部活との両立も、こういった隙間時間の活用で成功するのです。

高校3年生は勉強漬けに!

高校3年生では、徹底して時間を確保しましょう。

当然隙間時間の確保を継続しながら、平日は1日3〜4時間、休みの日は8〜10時間の勉強時間を確保します。ただし、ここまで勉強をするとさすがに息が詰まってきますので、気分転換で月に2日程度、半日休んで運動をしたり、遊んだりする時間もつくると良いでしょう。

また、冬休み以降は学校が時間短縮になるケースもあり、かなりの勉強時間が確保できます。入試直前こそ一番点数アップが狙える時期ですから。1日12〜15時間、徹底して勉強することで現役生ならではの急激な成績アップも目指します。

東大合格者Sさん(都内進学校卒業)

高校1年生のときは、ほとんど受験勉強はしていかなったそうです。それでも、週に一度予備校に通って宿題をこなしていたことと、学校の授業の進度が早いため、通常の受験生よりも受験対策を先行して進めていたという印象です。

また、高校2年生の4月からは本格的に予備校に通い。週3回は講義を受け、他の日は予習・復習に加え、自分で選んだ参考書の勉強もしていたそうです。

そのため、平日は2〜3時間、休日は4〜5時間を安定して勉強にあてていたそうです。
高校3年生では、すでに予備校の模試や高校内の実力テストである程度の成績が取れていたため、徹底して勉強時間を確保するというよりは、平日3時間、休日7時間とルールを決めて、きっちりこなしていたそうです。余った時間は趣味の時間に使うなど、切羽詰まった時間の使い方はしていなかったそう。

それでも、12月以降の直前期には睡眠時間以外はほとんど勉強時間、という程度まで追い込んだとのことです。

東京大学合格者Kさん(都内私立高校卒業)

Kさんは中学受験で中高一貫に学校に入学しました。高校は進学実績があり、毎年10名程度の東大合格者がでるそうです。そのため中学時代は部活中心に生活していたKさんも、高校1年生のときから大手塾に通い始め、高校2年生からは部活の時間も制限して勉強に集中したそうです。

高校2年生のとき通塾は週に3回、勉強時間としては塾や学校の講義を除き平日2時間、休日5時間以上でした。

高校3年生からは部活も引退し、勉強時間を増やしたそうです。高校1年生から通塾して勉強していたおかげもあり、あまり基礎の振り返りはいらず、成績は安定していたそう。勉強時間は平日4時間、休日8時間と決めていたそうです。

また、年末以降の直前期には睡眠時間以外は勉強という程度まで追い込んだとのことです。

東京工業大学合格Hさん(都内私立高校卒業)

Hさんも中学受験組で、都内私立中学に入学しました。Hさんの学校は都内でも名門校で、東大合格ランキングでも名前が出るような学校でした。しかし、油断してしまったのかHさんは部活や友達と遊ぶことに熱中し、高校1年生の終わりまでほとんど真面目に勉強しなかったそうです。

高校2年生の頭にあったテストでは学年の下位30%に入ってしまっていることを知り、猛烈に焦ります。

転機が訪れたのは予備校の夏期講習を受講。とにかく焦って受講したそうです。予備校の場所は通いやすく、講師の話も興味を持つことができ、予備校通いを決心します。
高校2年生の秋からは予備校に通い始めると同時に部活を辞め、平日3時間、休日は6時間の勉強時間を確保しました。

結果的に高校3年生には予備校希望のクラスに入りましたが、志望校を東大としていたこともあり成績は鳴かず飛ばず。中学時代に英語の基礎を怠ったことで、かなりのビハインドがあったみたいです。

高校3年生では、平日4〜5時間、休日10時間勉強し、元々得意だったこともあり何とか形にできた理系科目を武器に東京工業大学へ合格をおさめました。

慶応大学合格Yさん(関東圏公立高校卒業)

Yさんは運動部系の部活に熱中しており、高校1年生から2年生のころは予備校通いや、学校の予習・復習には縁がなかったといいます。ただし部活の先輩のアドバイスを受け、英語だけ例外で勉強に取り組んでいました。具体的には定期テストに向けて、英単語や英熟語、文法については全て暗記してわからないポイントがないようにしておいたそうです。

やっていた対策はそれだけのため、模試などの成績は安定していなかったようですが、高校3年生の夏前から本格的に勉強を始めた際は、非常にためになったと言います。その後は部活を引退し、平日は学校の隙間時間の確保をしながら1日3時間、休みの日は10時間の勉強時間を確保しました。

早稲田大学合格者Aさん(地方公立高校卒業)

入学する高校は進学実績が特別良い学校ではなく、現役で早慶に合格できるのは毎年数名だったそうです。

そのため1年生のときから、忙しい部活には手を出さず、地元の塾に通ったそうです。
通塾は週に3回、基本的には英数国の3教科を受講して宿題をこなすことに集中したそうです。勉強時間としては塾や学校の講義を除き平日1〜2時間、休日2〜3時間で、部活を緩やかなところにした割に意外と勉強していなかったとのこと。

高校3年生からは部活を辞め、塾の講義時間を増やしながら、過去問対策をはじめたそうです。

しかし今までの学習が宿題対応のみであったため、意外と基礎が定着しておらず再度英単語や古文単語に追われ、基礎からやり直す時間が必要だったとのこと。ただし、一度習っている項目が多かったため、暗記でも有利だったのではないかと振り返っています。

勉強時間は平日3時間、休日6時間とルールを決めてこなしていたそうです。

また、11月以降の直前期には睡眠時間以外はほとんど勉強時間、という程度まで追い込んだとのことです。現役は最後まで伸びるとの言葉通り、年末年始あたりから急に過去問などの入試が解けるようになったそうです。

中央大学合格Uさん(関東圏私立高校卒業)

Uさんは部活に熱中しており、高校1年生から2年生の夏まではころは学校の予習・復習を含め、受験勉強は一切していなかったといいます。ただし通っていた高校は中高一貫で比較的進学実績が高く、上位3割にいれば早慶も狙える高校だったため、普段の平均的な成績に特に不満も感じていなかったそうです。

転機が訪れたのは、高校2年生の夏。友達に誘われて予備校の夏期講習を受講したそうです。授業の質が高く講師の話も面白かったため興味を持ったものの、授業内容が難しく自分が取り残されていることを実感し、かなり焦ったそうです。

高校2年生の秋からは予備校に通い始めましたが、夏期講習で受講したクラスとは一つ下のクラスでした。悔しさもあり、平日は学校の隙間時間の確保をしながら1日3時間、休みの日は5時間の勉強時間を確保しました。

結果的に高校3年生には希望のクラスに入り、安定的に勉強をこなしました。第一志望の早稲田大学には届かず、第二志望の中央大学へ進学となりましたが、充分な成功例だといえるでしょう。

まとめ

勉強の質は大切ですが、勉強量が足りなければ意味はありません。何よりもまず、毎日欠かさず継続して勉強する習慣をつけましょう。毎日歯磨きをするのが自然なように、毎日勉強するのが自然になれば、成績アップは約束されたようなものです!

そして、さらに重要なのは「自分で勉強する」ことです。もちろん学校の授業や予備校の講義は大事ですし、モチベーションややる気が上がることもあります。しかし、成績が本当に伸びるのは、授業や他人の話を聞いている瞬間ではなく、自分で机に向かって勉強と格闘している瞬間に他なりません。まずは机と向かうこと、問題を解くなり参考書を読むなりする時間を、最も大切にしてください!

勉強を始めた時期、取り組んだ内容や方法は人それぞれですが、合格者に共通するのは一定の基礎力を高校2年生までに確保していたことです。「基礎」というのは、単純に成績に表れないものです。なぜなら、模試の問題は基礎+αを問うているものが多いので、演習を積んでいないと途中で行き詰まってしまうケース、選択問題しか正答できないケースがあるからです。
みなさんも、早めの時期に基礎を固め、高校3年生で無理のないスパートをかけることが重要です!

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