大学受験に向けて勉強するお子さんの多くが、塾や予備校を利用しています。
言うまでもなく、塾や予備校に通えば合格が保証されるわけではありませんが、高校で教えてもらえない内容を教わったり、効率の良い学習ができたりすれば、魅力的な場所であるといえます。
しかし塾や予備校は何でも通えば良いというものでもありません。
お子さんに適した、もしくは目的に合致した予備校選びが欠かせません。
そこでここでは、お子さんと話して一緒に塾や予備校を選ぶためのポイントを紹介しましょう。
①金額だけに注目しない!
塾や予備校に通う際に、どうしても気になるのが金額です。
ご家庭の事情がありますから、なんでも通えばいいわけではありません。
金額の制限があったとしても予備校の使い方は多様です。
通年講座でなく、夏期講習や冬期講習を利用したり、受講科目も制限することで予算に合った提案をもらえることでしょう。
現在は少子化の影響もあり、どの予備校も生徒集めに苦労しています。
極々一部の塾や予備校を除けば、高い金額を払わなければ入学を拒否するところはありません。
予備校の有効な使い方を検討しましょう。
②「通わせれば安心」ではない!
保護者の方によく見られるのは「通わせれば安心」というスタンスです。
特に浪人生など、時間が大きく空いてしまうと不安だから朝から晩まで授業を詰め込んでしまう傾向があります。
もちろん必要な授業は適切に受講すべきですが、ただ通えばいいというわけではありません。
特に浪人時に志望校を大幅上昇させる場合は、学力の大幅アップが必要であり、時間は無駄にできません。
予備校の通年講座は、通常同じ話を毎年繰り返します。
ですから、選択的に講座を受講しないと、ただの時間の無駄になってしまいます。
ただ予備校に通わせるのではなく、お子さんと相談し、本当に必要な学習は何なのか考えて、受講する講座を選びましょう。
③周りの環境にも注目!
最後のポイントは、塾や予備校の周りの環境です。
塾や予備校に通うということは、週に何度もその場所に足を運ぶということです。
塾や予備校は比較的駅に近く、治安的にも落ち着いた場所に開設される傾向がありますが、どうしても大きな駅の近くには繁華街や遊び場に近いのが実情です。
もちろん、お子さんが鉄の意志で受験勉強に励み、遊びには目もくれないなら問題ありませんが、保護者としては注意しておくに越したことはありません。
また、塾や予備校に通う学生の層にも注目しましょう。
自宅に近い塾を選んで通学したものの、3年生の夏の大会が終わった地元高校の部活生が大量に入学し、自習室などの環境が悪化してしまったというケースもあります。
塾側の管理体制にも問題はありますが、そういったリスクにはお子さんは気付けませんので、保護者のみなさんが気をつかう必要があります。
まとめ
いかがでしょうか?
受験生本人の予備校選びでは講師や自習室、自宅からの距離などが重視されますが、保護者には保護者ならではの視点があります。
大学受験はお子さんにとっても一大イベントですから、ご家庭でしっかりと話し合った予備校選びを目指しましょう。
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