参考書の使い方:漢文句形ドリルと演習 (河合塾SERIES―ステップアップノート10)

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今回は参考書『漢文句形ドリルと演習 (河合塾SERIES―ステップアップノート10)』の使い方を紹介します。

国語という科目の中で、漢文は古文に比べて覚える量が少ないです。授業を受けてゆっくりと内容を理解するよりは、一気に内容を理解して繰り返す方が時間的な効率が良いです。

勉強の基本として、自分で理解できるものは自分で理解する。そこを授業や他人のペースに合わせる必要はありません。

本書の特徴

大きく4つの特徴があります。

  • 漢文の句法をポイント、ドリル、問題演習を通して基礎固めの勉強が可能
  • 初めて漢文を勉強する人用に説明が非常に丁寧
  • 難度が高い問題には星印付き
  • 赤字は品詞の説明と訳の部分のみ、それ以外の重要部分は太字

本書の構成

  • 対応範囲は漢文の句法全体
    ※問題演習によってある程度、アウトプットも出来るので基礎レベルにしては広い
  • 問題演習の解説は別冊形式
  • 問題文の解説だけではなく、書き下し文、全訳も記載

本書の使い方

基本的に本書「漢文句形ドリルと演習」の内容に沿って行けば、漢文の基礎に関して知識が身につくと思います。

ポイントを確認しインプットします。その後、アウトプットとしてドリル、問題演習を行っていきます。

この際に、難易度が高い問題は星印がついていますので、この問題を後回しにするという選択も可能です。

 

ポイント確認とドリル

ポイント部分は初学者にも分かりやすいような説明で書かれています。

まずはポイントをしっかりと理解すること、そして、ドリルで確認しましょう。

句法そのものを単体で暗記するのは、英語で単語だけを暗記するようなものなので難しいと思います。そのため、本書内で示されている例文を含めて覚えた方が良いでしょう。

分からない部分には、必ず印をつけておきましょう。理解度が高い部分と低い部分で復習に割く時間を変える必要があります。

問題演習

勉強にはアウトプットが必要になります。

インプットばかりでは、テストで点数はとれません。

得た知識を問題形式の中で使えるかどうかを確認しましょう。

問題が解けた場合、知識が身についているということです。

問題が解けない場合、どの知識が抜けているのかを確認しましょう。

問題が解けないからと言って闇雲に勉強するのは効率が悪いので自分の弱点をしっかりと確認しましょう。

そのため、解けない問題、自信が無い問題には必ず印をつけましょう。ただ何となく解けた解けないと把握するのは、いい勉強方法とは言えません。

復習

問題演習までをこなしたら、必ず復習をしましょう。

あまり期間を置くと勉強したことを忘れてしまうので、1週間以内が望ましいです。

この時に理解度が低い箇所、ミスした問題は重点的に確認しましょう。

出来る箇所はより正確に出来るようにする、出来ない個所は出来るようにする。これを繰り返していくことで、出来ない部分が減っていきます。

どの位内容を理解できたか、解けるようになったかで、次の問題集に移行するタイミングは異なります。

ですが、最低でも2周はしたら、よりレベルの高い問題集へと移行しましょう。

まとめ

『漢文句形ドリルと演習』は漢文の基礎的な勉強するには良い参考書です。漢文は覚えることばかりな印象ですが、この様なまとまった参考書を使って基本的な理解を早くしてしまった方が勉強も楽になります。

この後に、センター試験レベルでも良いですし、センター試験レベルの少し前位の参考書を使って実力養成をしていくことになります。

 

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