家庭学習の方法①で自宅・自室で勉強をするメリットについて述べました。詳しくは下記のURLを参照してください。
http://jukenlabo.com/salon/4798.html
今回はメリットがあるのは分かったけど、それでも気が乗らないという人もいるでしょう。そんな人のために、自宅で何を勉強するのが望ましいのかということを説明したいと思います。
Contents
得意科目・好きな科目と復習する
得意科目や好きな科目から勉強し始める
その理由として、自宅・自室では勉強に集中できないというマイナスに対して、不得意科目・嫌いな科目というマイナスを足しても、なおさらやりたくなくなるからです。
勉強をしないよりは、勉強をした方が良いです。この勉強で理解が進んだり点数が向上することで、後々不得意科目や嫌いな科目に時間を割り当てられる様になります。
得意科目・好きな科目の理解が進んだり、点数が向上することだけが、メリットではありません。受験を見据えた時の大きなメリットは、進路を決めやすいということです。受験勉強をする上で、志望大学・志望学科が早めに決まっていることは他の受験生を出し抜くための武器となります。
志望大学・志望学科が決まっていれば、どの科目をどんな試験形式で勉強すべきか分かっているということです。また、自分の将来に対する責任感と希望も持つことが出来ます。
不得意科目・嫌いな科目への対処方法
認識し欲しいことは、不得意科目・嫌いな科目が自分の志望大学・志望学科の試験で必要かどうかです。必要にもかかわらず、これらを放置していると、自分が志望する大学や学科へ行けないことになるかもしれません。
自宅・自室学習の第一歩として、得意科目・好きな科目から始めるようにと書きましたが、結局は不得意科目・嫌いな科目も勉強しなければいけません。
そこで不得意科目・嫌いな科目の勉強の第一歩として、復習を中心に勉強してください。
新しい問題を解くのは気が重い。予習するのは気が重い。それなら、勉強の第一歩として習った範囲を復習してください。
復習を通して、既習範囲はしっかりと理解して、点数になるように勉強してください。
勉強の記録とスケジュール
モチベーションを保つために成果を記録
これまでの勉強の成果を記録していくことは、勉強に対するモチベーションを保つ有効な方法です。
記録と言っても様々な方法がありますが、一番簡単な方法を紹介します。
ノートなどに科目ごとのページを作成して、
日付
科目
ページ数
を記録していくだけです。
得意科目・好きな科目にしても復習にしても、段々とページが埋まっていきます。1ページでも勉強すれば記録していくので、実際に勉強したページ数が少なくても、ノートが埋まっていくことになります。
上でも述べましたが、「勉強をしないよりは、勉強をした方が良い」です。少しずつでも習慣を作っていけば、後々に繋がります。
勉強時間0秒と60秒でも後で振り返ると、結果は全く異なります。そうした小さい成果をまずは積み上げていくことが非常に大事です。
勉強のスケジュールの決定
例えば、定期テストのために勉強するのであっても行き当たりばったりで勉強していくと、テスト範囲が終わらないとか、全く勉強していない科目が出てくる可能性が出てきます。
これが大学受験だと、合格しないという可能性が非常に高くなります。
スケジュール決定に非常に重要なのは、1日のリズムがどんなものかを把握するということです。平日にどれくらい勉強したらいいのかや、休日にどれくらい勉強したらいいのかは学年や志望校次第の部分もあり餡巣。
学校の授業時間、放課後の活動、予備校・塾の授業時間などを把握してください。例で挙げたこれらの時間は必要な時間となります。これ以外の時間が、自分が自由に出来る時間となります。
自分が自由にできる時間の中でどれだけ効率よく勉強に時間を当てるかが、受験勉強で勝ち抜くためのカギとなります。
高校三年生であれば、志望校が大体決まっていると思います。志望校が決まれば、センター試験ではどの科目が必要なのか、何点必要なのか、二次試験ではどの科目が必要なのかが決まってくると思います。
そこから逆算して、半年から一年のスケジュール、月ごとのスケジュール、毎日のスケジュールを決定していく必要があります。
ここで注意してほしいのは、スケジュールと言っても、みっちりと予定が詰まったものではありません。そういったものも作ることは可能ですが、個人で作るには時間がかかりすぎますし、計画倒れになるので推奨はしません。
「半年から一年のスケジュール」は、どの時期までに教科書・問題集・過去問を終わらせるか、どの科目を優先的に取り組むかなどを決定します。
「月ごとのスケジュール」は、「半年から一年のスケジュール」で決定した進め方をより具体的にしたものです。例えば、4月段階で7月末までの4か月で日本史の教科書を3周すると決めた場合、各月、各週で何ページを読むかを決定したり、不明な部分を調べるために時間を決定したりしていきます。
「毎日のスケジュール」は、「月ごとのスケジュール」で決めた内容を毎日の勉強の中のどの時間に落とし込んでいくかを決定することです。
スケジュールの決定の仕方としては、志望校に合格するという目標を達成するために何をすべきか、何点とるべきかという観点が必要になります。
毎日のスケジュールは基本的にずれることが多いです。色々すべきことが増えたり、したいことが増えたりします。ずれて遅れたスケジュールをそのままにしておくと勉強が遅れ、半年から年間のスケジュールの内容を達成することが出来なくなります。
そのため、ずれて遅れた分はどこかで必ず取り戻す必要があります。
まとめ
勉強するに当たって家庭での学習というのは非常に重要です。ただなかなか家庭つまりは、自宅・自室で勉強するのは厳しいという人もいます。そのために、得意科目、好きな科目から手を付けるや、モチベーションを保つ方法を紹介しました。
苦手だと思っていることを改善するのはなかなか難しいことではありますが、自宅で勉強できるようになるとメリットが増えるのでこの記事を参考にして取り組んでみてください。