皆さんは自宅や自室を勉強する場所として考えているでしょうか?人によっては、自分の家や部屋では勉強が出来ないと考えている人もいるかもしれません。家庭環境が全く勉強に向かず、且つ親の協力も得られないというのであれば仕方ないことではあります。ですが、特別そういった理由がない場合、自宅や自室を勉強する場所として考えた方が良いでしょう。
自宅・自室で勉強するメリット
1. 金がかからない
2. 必要なものがすぐに揃う
3. 気分転換しやすい
メリットは上記の様に3つあります。それを一つ一つ紹介していきます。
金がかからない
物凄く当たり前のことなのですが、自宅・自室で集中して勉強できれば金がかかりません。
「金がかからない」とはどういうことなのかを説明します。
まず、場所に関してです。
予備校・塾に通っていると、そこの自習室を使うことができたりします。授業の合間や授業の後など、既に現地に到着した後なら十分にそこを使い倒すべきでしょう。
ですが、地方に住んでいる人には珍しくもないことですし、より良い予備校を探した結果としても珍しくもないことですが、通うのに時間がかかることがあります。
私の場合、前者でした。自宅から駅まで30分、駅から予備校まで1時間30分で、約2時間が移動になりました。電車内であれば、単語帳を読んだりと勉強も出来るのですが、自転車ばかりはどうにもなりません。
自転車でもイヤホンをして英語のリスニングをすることもできますが、正直危ないのでやめた方が良いです。また、都道府県によっては禁止されている場合もあります。
わざわざ授業の無い日に予備校まで行くのは遠いし、面倒くさいのです。
通っている学校の自習室や図書館で勉強をすることも出来ます。しかし、色々な都合でそこを利用出来ないかもしれません。地方であれば電車の乗り継ぎで遅くまでいられないという理由もありますね。
その様な場合、細切れの時間を上手に利用するために、そのような自習室や図書館を利用することも出来ますが、どっしりと腰を落ち着けて長時間勉強するには向かないと思います。
空き時間の利用方法として、次の記事も参考にしてください。
また、直前期になって、冬の寒い時期に何が何でも外に出るよりは、自宅・自室で勉強する方が風邪にかかりにくいし、体調管理もしやすいというものです。
次に、飲食に関してです。
勉強をしていると喉が渇いたり、小腹が空いたりといったことはよくあると思います。飲み物などは一回一回の額は小さいかもしれないですが、週5回となると結構な額になります。また、食事の場合もっとお金がかかります。
これも自宅であれば大きいペットボトルを用意したり、自分で淹れたり、自分で用意すれば買うよりも断然安上がりです。飲食する分のお金は勉強やより必要なものに回した方が良いでしょう。
「金がかからない」の結論としては、時間にしろ、飲食の代金にしろ、省ける無駄は省きましょうということです。
必要なものがすぐに揃う
予備校の自習室などに行って、今日は数学の勉強をする予定だったが、数学の問題集を忘れてしまった。そもそも忘れるなよって話ですし、他の科目やればいいだろと思いますが、なかなか切り替えが難しい場合もあります。
また、数学の予定を早く消化できて、英語の勉強をしようとしたが問題集を持ってきていないという場合も考えられます。
しっかりと予定を立てろとその場にある科目を勉強しろってことで、解決する問題ではありますが、やはり意識の切り替えが難しい場合もあります。
この場合、自宅・自室にいれば、必要な問題集・教科書がすぐに揃います。
また、飲食代が外で飲み食いするよりは格段に安くなります。
気分転換しやすい
自宅・自室であればちょっと飽きてきたなとか集中力がないなという場合に、気分転換がしやすいと言えます。逆に言えば、さぼる口実にもなるのですが、そこは自律とルール作りの問題で防ぐことができます。
中途半端に気分転換するよりは、しっかりと気分転換をした方が勉強にも集中しやすくなります。
自律・自分ルールを作る
勉強をするに当たって、受験する大学を決めたり、センター試験で何点必要か、どのような問題集を解いたり、いつまでに何を終わらせるかなどのスケジュールを考えることは非常に大事です。
受験勉強に限らず、勉強で大事なのは、自分で進められる勉強は自分で進めて、理解するということです。全てを学校・予備校任せにするのは、後手にまわってしまうことになります。説明が無いと理解出来ないことと説明が無くても理解出来ることをしっかりと分けて把握することが大事になります。
さて、「気分転換しやすい」の項目で「さぼる口実にもなりやすい」ということを書きましたが、多くの高校生がスマートフォンを所有しているということを鑑みれば、自室にいようが外にいようがいくらでもネットは見られるし、遊べるというのは事実です。
そのため、まずはスマートフォンの利用のルールを作る必要があります。
原則として、スマートフォンはあなたを賢くはしません。
インターネットを使って分からないことを調べる、ネットで授業を受けることは勿論できます。その様な調べものや勉強を別にして、ただ時間を浪費するようなスマートフォンの利用は制限した方が良いでしょう。
このルールは自分だけで作るのではなく、例えば友達同士で同意を得ながら作る方が良いでしょう。
また、「気分転換」のルールも作った方が良いと言えます。
某野球ゲームをすると1試合約15分だったから、休憩時間にそれをやるとか。気分転換に散歩や運動をするなども可です。
15分や30分単位で出来るものが良いように思います。その理由としては、ちょっと時間が出来た時に軽くでも出来るからです。
特に、高校三年生や浪人生ともなると、あまり運動する機会もなくなります。そして体力も落ちて、体調を崩しやすくなります。そうならないためにも、定期的に軽く運動をする時間は必要です。
まとめ
今後大学進学後や就職後のことを考えると、自宅・自室で勉強できるというのは大変重要な要素になります。上記のことは受験生に限らず、勉強をする人全員に当てはまることです。
なかなか意識を変えるのは難しいかもしれませんが、単なる習慣の問題なので徐々に自分を慣らしていくことが必要です。