「勉強を始めるときは、まずは計画づくりだ」などといって、計画倒れになってしまったケースはありませんか?
小学生のときの夏休みの宿題などは笑い話にもなる思い出ですが、受験生としてもなかなかうまくいっている人は少ないと思います。
そこで、受験勉強における計画の立て方を解説します。しかし、ただの計画ではなく、
勉強が効率化できる
モチベーションややる気が向上する
という受験生にとっては嬉しい副産物がある、計画の立て方を説明していきます。
欠かせない「受験勉強計画の立て方」3つのルール
まずは欠かせない3つのルールを覚えてください。3つのルールとは
勉強「内容」ではなく勉強「結果」を計画する
大きな話から小さな話へ
頻繁に見直しをする
という3つです。それぞれ解説していきましょう。
勉強「内容」ではなく勉強「結果」を計画する
もちろん計画を立てるので、いつ、何をやるかを計画するのが普通ですが、それだけではなく、「勉強した結果としてどうなるか」を計画するのがポイントです。
「勉強した結果としてどうなるか」というのはズバリ「点数が何点伸びるか」です。つまり適当な参考書や問題集を適当にやるのではなく、過去問をよく分析し、自分が足りない力の部分を伸ばすために勉強計画を作るのです。
その中では、選び抜いた参考書や問題集を使い、「これをやれば、どの大問で何点アップするか」まで考えて見える化しながら計画にするのです。
大きな話から小さな話へ
次のポイントも、非常に重要です。受験生に「計画を立てましょう」というと、ほぼ間違いなく1週間の計画を立てます。
そうではなく、大きな話から計画を作るのがミソなのです。よって、まずは受験本番までの年間計画(3ヶ月くらいの単位)を作成し、その後直近の1ヶ月(1週間単位)、そして最後に1週間(1日単位)の計画を作成するのです。
つまり計画は最低3種類以上作ることになります。その後、1週間が終わるときに次の1週間。1ヶ月が終わるときに次の1ヶ月、、、というイメージです。
頻繁に見直しをする
最後のポイントは、頻繁な計画の見直しです。先ほど、1週間が終わるときに次の1週間。1ヶ月が終わるときに次の1ヶ月、、、というイメージと述べましたが、まさにこのタイミングで自分の受験勉強を進捗管理するのです。
そして進捗の測り方は、「終わった参考書や問題集のページ数」ではなく、「伸びた点数」です。もちろんそれを測るには、過去問などを解くことが必要です。
しかし、そうやって進捗を管理することで、うまくいっている分野と、遅れている分野が客観的にわかります。
入試はあくまで点数を競うのですから、受験勉強でもいくら決めたページ数が終わっても点数が伸びなければ無価値ですし、決めた範囲の半分しか終わらなくても点数が伸びれば有意義なのです。
逆に、なぜやったのに点数が伸びないかなどの分析をすることで、どんどん勉強が効率的になっていくのです!
そして自分の計画がどんどん合理化されていくことで、「今なぜ自分がこの問題集をやっているのか」、「なんでこのタイミングで過去問をやっているのか」という意義付けができます。これによって、目の前の勉強に対するやる気やモチベーションが増幅されるのです!
まとめ
ほら、やる気が出てきましたね。
これらが冒頭に申し上げた、
勉強が効率化できる
モチベーションややる気が向上する
という受験生にとっては嬉しい副産物がある、計画の立て方なのです。
みなさんもこれをうまく活用していきましょう。
関連記事
無理な計画は失敗のもと!掛け算と割り算でスケジュール計画せよ!
どこから始めるべき??受験勉強のスケジュールの立て方
時間予算を考えて受験勉強の計画を立てる