「塾・予備校はいらない。独学で十分!」はウソ!? 塾選びの真実とは!?

独学

最近はインターネットでも様々な大学受験の体験談が見られます。
各予備校が公開しているもののほか、個人がブログを開設していたり、場合によってはQ&Aサイトにも自分の経験を語っていたりする人もいます。

ここ近年で強まっている論調は、「大学受験に塾・予備校はいらない」というものです。
確かに実際の体験談でも、こういった記述を見かけることはよくありますが、果たしてこれは真実なのでしょうか。

・万人に対して有効なアドバイスではない

結論から言えば、「一部の受験生には当てはまるが、当てはまらない受験生もいる」ということです。
そもそも大学受験という制度自体、10年や20年等といったレベルではなく、何十年も続いている制度です。
そしてその中で塾や予備校という業態はずっと続いてきました。

勉強は一種スポーツに似ていて、習うことは大切です。
習わなければ、そもそもどのように行動した方が効率的か、効果的か、分からないはずです。
しかし、プロ野球選手でも一部の選手は完全にオリジナルの方法で活躍しているなど、他人に指導されなくても技術を高めていける人もいます。
そういった観点では、勉強であっても、自分で独学できてしまう人もいるし、できない人もいるというのが現実です。

・「やる気の問題」ではない

一方で、独学を強く推奨する立場の主張は「やる気になればいくらでもできる」という主張です。
もちろん、一定程度は正しいのですが、厳密には誤っています。

例えば、数学の問題集をやっていて解説を読んでも理解ができない。多少他の参考書を調べても分からない。こういうときはやはり指導者が必要です。

おそらく独学推進派の方は、「それは指導者の問題ではなく、参考書選びが間違っている。自分のレベルにあった本を選べ!」と主張することでしょう。
しかし、本人は気づいていないのです。
「やる気がない」のはなく、「気づいていない」のです。
これはモチベーションの問題ではなく、気付きの問題です。
そういった指導のためにも、塾や予備校は必要なのです。

・しかし、「独学化」は進行する。そのとき予備校は?

そうはいっても、これから独学はどんどん広がっていくでしょう。
インターネットや参考書の普及により、以前より、そして毎年毎年「自分で勉強する」ということのハードルはどんどん下がっています。
そういう意味では予備校や塾の価値は、落ちてきているのかも知れません。

そんなとき、塾や予備校がすべきことは、まさに先ほど述べたような「気づき」を与える指導です。
ただ、英単語や文法、数学の解法を教えるのではなく、受験生が自分で勉強できるようになるためのサポートをする集団に変わってくるのかもしれません。

まとめ

大学受験での独学はどんどん広がるでしょう。
しかし、現実的に向き不向きは必ずあります。
安易な情報に踊らされず、自分で自分自身の性格や傾向を見極めて、効果的な手段を選択していきましょう。

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