受験英語で特に点数配分が大きいのは長文問題でしょう。
そのために単語力をつけ、文法も理解し、精読ができるようになったにも関わらず、赤本を解いてみると、時間内に終わらない。
そんな経験はありませんでしょうか。受験英語を攻略するためには「速読力」が必要不可欠になってきています。
しかし、なぜそれが求められるのか、どの程度早く読めればいいのかが分からなければ、なかなか気が乗らなかったり目標が分からなかったりしますよね。
そこで今回は速読力について書きたいと思います。
速読力が必要不可欠なワケ
なぜ速読できなければいけないのか。
それは単純に受験英語自体が長文読解重視型になってきているからです。
平均正答率6割を目指しているセンター試験を例に出すと、その数字を出すためには、「難しさ」よりも「速さ」が求められる問題、つまり読解問題中心に作られています。
この傾向から、正答率よりも、時間切れで点数を逃す受験生が増えているのです。
これはとても危険ですよね。
そのため、「速さ」が求められる問題で、「時間内に解き切る速読力」をつける必要があります。
逆に言うと、こういった戦略無しに勉強しているだけでは、受験に失敗する確率が高くなるということです。これが「速読力」が求められる所以です。
100語/分を目標に速読力を磨け!
ただ速読力をつけろと言われても、どの程度早く読めればよいのか。
一般的に1分に150語と言われているが、これは受験生には厳しい数字です。
なぜならネイティブの話し言葉の速度を基に、そう言われているからです。
しかし、東大生の1分間の平均読解語数は約100語と言われており100語くらい読めれば、東大に受かっている人がいるということです。
よって、受験のための実用速読力として、1分100語を目安に長文読解問題が解けることが理想となるでしょう。
まとめ
いかがだったでしょうか。ただただ長文を丁寧に読み進めて、正答率が高く、満足していた方は、すぐに速読力を鍛える勉強法へとシフトしましょう。
目標は1分100語です。もちろん、精読ができなければ速読もできるはずがないため、基礎が固まっていない人は、まず精読力をつけることをオススメします。しかし、最終的に受験英語を攻略するためには、速読力がカギになってきますので、基礎固めが終わった人は本番までの時間を使って速読の練習をしましょう。
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