第一志望の大学に、みなさんは絶対合格したいですよね!そのために、みなさんは志望する大学に合格するべく毎日受験勉強に取り組んでいると思います。
でも、センター試験や国公立の2次試験、私大の一般試験だけが、大学受験だと思いますか?大学によっては、これら一般試験の他に、たくさんの学生に入ってもらえるように、様々な受験形態を採用しています。
今回は、主に私立大学で採用されている「AO入試」について解説していくのですが、その中で最も大切なことである「自己PRカード」と呼ばれるものを、どのように書いていけばいいのかを解説していきます。
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AO入試とは?
AO入試の「AO」とは、「アドミッションズ・オフィス(Admissions Office)」の略で、受験する大学の志願者の人物像を、「アドミッション・ポリシー(Admissions Policy)」と呼ばれる、大学の求める人物像に照らし合わせて、その志願者の合否を決定する入試方法ですが、大学によってはAO入試を実施していない大学も存在します。合否を判断する方法は、今回解説する自己推薦書の他に、読書感想文、課外活動実績、小論文などを出願時に提出してもらい、それを1次審査として、2次審査では面接を行う、という流れがこの入試スタイルの主流です。
AO入試は、志望する大学で強い学習意欲があり、入学後の大学生活を具体化できる受験生に、出願をオススメできます。一般入試と違い、試験結果ではなくその人自身の人物像を見るので、時間をかけて選考が行われます。大学によっては、併願型のAO入試を実施しているところもあるので、滑り止めとしての受験も選択肢の1つとしてアリだと思います。
自己PRカードの中身とは一体…?
自己PRカードとは、AO入試の出願書類の中で一番大切になってくる書類です。大学によっては「志望理由書」や「自己推薦書」などと呼称している大学もありますが、ここでは「自己PRカード」と呼び、解説していきます。
この書類を書く上で重要なことは、「高校入学から今まで自分が何をしてきたか」と言うことと、「志望する大学に入学して何を学びたいか」、「将来の夢は何か」この3つのことを書くことが、一般的には求められます。この3つをどのように書いたらいいのか、というのをそれぞれ解説していきたいと思います。
高校時代のことをどのように書くか
自己推薦書を書く上で、「高校3年間で何をしてきたか」というのは、とても重要になってきますし、書類自体の分量のウエイトも比較的高く置くのではないかと思います。
書き方としては、まず、高校入学してから、出願直前までにやってきたことを、時系列にまとめてみましょう。その間に起こった出来事に関しても具体的にまとめてみるといいでしょう。特に部活動をやっていた受験生は書きやすいのではないかと思います。「高校時代、私は部活動に一生懸命取り組んだ」という文面で始めて構わないので、3年間部活動で何を培ったのかを、具体的に書いてみてください。
大学入学後に対するビジョンをどう描くか
高校時代をどのように過ごしたか、ということを書いた後、志望する大学に入学したらどのようなことを学びたいか、というのを書いてみましょう。出願段階で、志望する学部は決まっているわけなので、その学部で何を学びたいのかというのを書きましょう。ただ、志望する学部の細かいことは入学してからじゃないとわからないと思うので、ここでは大まかに書いてみるといいでしょう。また、「高校時代の経験から、大学ではこのように学びたい」という風に書いてもいいと思うので、強い入学意思・学習意思をしっかりここで書いておきましょう。
将来の夢を書いてみましょう!
大学が受験生に求める人物像を見る上で、「将来の夢」というのはとても大切なことになってきます。将来に関して、受験生自身が昔から思い描いている夢があれば、今まで持っていた夢を方針転換し、新しい夢ができたという人もいると思います。
今現在の自分が抱いている夢を書いてください。世間体を気にせずに書いてみるといいと思います。自分の将来の夢です。夢を追い続けられる人を評価するのもこのAO入試では大切なことなのですが、注意してほしいことが1つあります。
それは、大学で何を学びたいかということと結びつけて書くことです。あまりにも、将来の夢が大学の志望する学部の人物像とかけ離れてしまったら、大事なことでも評価は落ちてしまいます。ですから、自分が学びたいことと結びつけて、「将来こうになりたいから、私は大学のこの学部に入り、夢を叶えるために学びたい」ということが大切です。
まとめ
初めの文でも述べましたが、AO入試というのは一般入試と違い、試験結果ではなく人を見ます。特に私立大学では、「全入学者数のほとんどをAO入試で合格させている」という大学も存在するくらい、その重要度が増してきています。志望する大学に対し、強い入学意思と学習意欲が受験生の心の中に存在するなら、一般入試の勉強もやりながら、AO入試も選択肢の中に入ってくると思うので、ぜひ挑戦してみてはいかがですか?
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