大学受験のテクニック:英作文の勉強方法①

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英作文の勉強用の問題集・参考書などはたくさんありますし、予備校でも英作文の授業もあります。この大学受験ラボの様に書き方を紹介しているサイトもあります。

正直、情報がたくさんあり、取捨選択も大変かと思います。

このコラムでは、ある程度英単語と英文法を理解した人が、英作文の基礎をどう鍛えていくか改善をしていくかに焦点を当てています。

英作文についての勉強方法は以下のタイトルの記事でも紹介していますので参考にしてください。

大学受験対策:和文英訳・英作文の考え方

例文暗唱:英作文を書く前にすべきこと

英作文対策は高3からでも間に合う

大学受験のテクニック:自由英作文のブレインストーミング

英作文の問題集を用意

まずは英作文用の問題集を1冊用意してください。

自分のレベルに合わせたもの、志望大学に合わせたものなど、それぞれ自分が必要だと思うレベルのものを用意してください。

その問題集を問題集が指示する通りにやっていくことも使い方の正解の一つです。

ですが、使い方を少し工夫するだけで、より問題集の効果を発揮することが出来ます。

ルール1:毎日最低1問は解答例を読む

大学受験での英語の勉強は英作文だけではありませんし、他の科目の勉強もあると思いますが、毎日最低1問は英作文問題集の解答例を読んでください。

 

可能ならば2問、3問と読む数を増やしてもいいですし、時期によってはそうあるべきですが、他の勉強との兼ね合いで難しい場合、毎日最低1問としてください。

 

何故、読む必要があるのか?

読むことで書くことが改善されます。

読むことで、単純に語彙が強化されますし、書かれている内容を自分の知識とすることが出来ます。

また、今回は英作文の問題の解答例を読むので、英作文の模範的な解答から導入、本論、結論という構成についても学ぶことが出来ます。

つまり、解答例、ひいては文章を読む際には、分からない単語を調べ使えるようにする、文の内容を理解し自分のものにする、文章の構成などを理解し使えるようにするなどを意識していくことになります。

漫然と文章を読むなということになります。

ルール2:問題文について自分の意見を考える

読んだ解答例の問題文について考える必要があります。

解答例を読む前に問題文も読むと思いますが、改めて問題文を読みます。

賛否を問うような問題で、問題集にどちらかだけしか答えが記載されていない場合もあると思います。

賛成だけが記載されている場合、別の賛成意見を考えるという方法でもいいですし、賛成意見を否定する形で反対意見を考えるという方法も可です。

どちらが良いかは人それぞれですが、賛否両方を考える必要があるので、最初は自分が取り組みやすい方法を試す方が良いでしょう。

問題文のテーマ次第では人生で一度も考えたことがないものかもしれません。

そのような問題が本番で出た時に考えたことが無いから分かりませんとなると、英作文の点数をまるまるうしなうことになります。

そうならないためにも、普段から自分の意見を考える必要が出てきます。

「自分の意見を考える」という難しく聞こえます。

ですが、英作文では書いた内容が設問のテーマに沿っている、英文法的に正しい、英語単語にスペルミスが無い、論理的に正しいということを抑えていればいいのです。

ルール3:意見は説得力が増すなら誇張しても良いし、真実でなくても良い

「英文法的に正しい、英語単語にスペルミスが無い、論理的に正しい」を抑えていれば、多少誇張しようが、内容が真実ではなかろうが採点には影響しません。

特に、自分の意見を考えるというのは思考訓練的な要素が強いので、まずは誇張的な意見から入る方が簡単です。

誇張的な意見に、説得力がある理由をつけ足そうとする時点で、誇張された意見はしぼんでいくはずです。

または、どうしても理由が付かない場合、誇張の度合いが激しいと考え、誇張の度合いを縮ませる必要が出てきます。

ルール4:自分で書く

自分で実際に手を動かして書くというのは非常に重要です。

板書が多い教師の授業でノートに書き写すのを疲れたことが無いでしょうか。

または、漢字の書き取りなどで手が疲れたことがないでしょうか。

実際に英作文を手書きすると分かりますが、非常に疲れます。

「頭を使って問題文を理解して、長文を考えて、それを手で書く」

この作業は疲れるので、定期的に練習をすることで慣れていく必要があります。

また、意外にスルーされがちなのが「字の汚さ」です。

文字というのは書いた本人が何を書いたかではなく、読んだ人がどう読んだかで判断されます。

高校のテストなどでは平均点の調整などから厳しく採点されない部分も、大学受験では失点扱いにされる可能性があります。

筆記体もやめた方が無難です。

筆記体はどんなに癖が無いと思っても、そもそも癖が強い書き方です。

また、スペルミスをごまかすために筆記体を使う人も中にはいます。

人に読んでいただく文章で誤読の可能性が高い筆記体を選択するのは、1点が勝負の分かれ目になるかもしれない受験生的にはリスクが高いです。

筆記体以外でも自分では気がつきにくいけど癖字になっている文字や他と混同しやすい文字というのがあります。

一度自分で解答を書き、人に読んでもらい読みにくい文字が無いかを確認することも大事です。

まとめ

ルール1:毎日最低1問は解答例を読む

ルール2:問題文について自分の意見を考える

ルール3:意見は説得力の理由がつくなら誇張しても良いし、真実でなくても良い

ルール4:自分で書く

 

今回の記事では上記4つのルールを紹介しました。

英作文というか、問題集や授業を受けて書き、添削を受けたりすることが中心となりがちですが、急に書けと言われてもなかなか書くことが出来ません。

そのため、問題集を使ってどのように使うと更に効果的に学習を出来るのかを紹介してきました。

次回はこれに続く部分を紹介していきます。

 

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