大学受験:過去問の使い方 その2

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受験勉強での過去問の使い方を何回か紹介していますが、今回は以前紹介した「受験生必見!過去問ノートの作り方」の改良版となります。

過去問のメリット

大学受験:過去問の使い方」と「効率的な過去問勉強法!センター試験編」でも紹介していますが、過去問には他の問題集には無いメリットがあります。

実際の問題傾向と問題レベルを確認できるということです。

例えば、文法問題が出題されるとして、4択なのが整序なのか、センター試験レベルなのか、難問レベルなのか。文法問題1つをとってみても、問題形式、レベルとばらつきがあります。

しっかりとセンター試験または志望大学の試験のレベルを把握していないと、試験で合格点をとるためには無駄な勉強をしてしまうことになります。

つまり、過去問を解くことで無駄を排除した効率のいい勉強をすることが出来るということです。

実際に本番の試験でどのような形式でどのようなレベルの問題が出題されるかを確認することは非常に重要です。

「真の実力」があれば、あらゆる問題に対応出来て、試験に合格するという考えもありますが、過去にどのような試験形式で出題されているかを確認可能なのに、その様な縛りプレイをする意味はありません。

「真の実力」を追い求めて大学に不合格するよりは、「偽の実力」でも良いからつけて大学に合格して、そこで「真の実力」を追い求めた方が良いでしょう。

加えて、問題傾向と問題レベルを把握出来るという事は、自分が不得意な部分を大問別に演習することが可能と言うことです。

過去問ノートの作り方・改

過去問ノートはミス辞典の編纂

過去問ノート作成には当然ですが、ノートが必要です。後々のことを考えると、大学ノートよりもルーズリーフなど並び替えが出来る方が良いです。はっきり言って、ルーズリーフではなくコピー用紙で十分です。

自分が間違えた問題を印刷します。

そのため、家にスキャナーとプリンターがあると良いのですが、無い場合はコンビニなどで印刷することになります。

間違えた問題をコピー用紙などに貼り付けます。そして、裏面に解答・解説を書き込んでいきます。この時、注意してほしいのは解説は過去問の解説だけではなく、その解説を読んで足りないと思った部分の補足情報も書き込むことです。

この過去問ノートの勉強方法が向く科目と向かない科目があります。

向かない科目は現代文です。論理展開を追う必要のあるものは解説をまとめるのが大変になるので、ノート作成に向くとは思いません。

論理展開を追うという点では、英語の長文問題も同じです。しかし、英語の場合、現代文ほど論理展開が複雑ではなく、単語や文法などチェックすべき点もあるので向いていないとは言い難いです。

向いている科目と言えば、暗記系の科目が向いていると言えます。社会科系と理科系の科目となります。また、数学を解放パターンの暗記と割り切ってしまえば、数学も向いている科目と言うことが出来ます。

この様な作業を全教科に対して行うのは大変なので、例えば自分が不得意な科目だけとか、不得意な分野だけにした方が良いでしょう。

また、この勉強方法を大学入試レベルで試すのはやめてください。まずはセンター試験レベルで試してください。

突然レベルが高いところから始めると、過去問の問題全てに関する解説ノートを作る羽目に陥ってしまいます。 

コメント~ミスに関する私の考察と感想~

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正解・解説だけではなくて、ミスをした原因やちょっとした気づきを書くと類題で躓いた時に何かヒントになる可能性が高いです。

学校の教師や塾の講師がこの様なことに気が付いてコメントをしてくれると良いのですが、そこまで密な関係で授業をすることは難しいと思うので、自分で気づけるようになるのが一番です。

過去問ノートの使い方

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過去問を解いていって、ミスをした問題が出てくる度に、この様な作業を繰り返してノートの枚数を増やしていきます。そして、問題を解いてから、少なくとも1週間以内に解き直しをしてください。

解き直しをした時に、問題無く解けたら〇、解けなかったら×など記録をしていってください。また、改めて何か気が付いたことがあったら、裏面に書き込んでください。

そうして解き直しをしていくと、解けるようになってしばらく解く必要がなくなる問題と解けるようにならない問題が出てきます。

つまり、×が多い問題が偏ります

その時に、過去問ノートを大学ノートではなくルーズリーフなどにした方が良いといったことが生きてきます。

ばらけさして整理出来るタイプのノートを使っていれば、×が多い順にノートを並べ替えることが出来ます。大学ノートでも付箋を使うなどして目立たせることは出来ますが、×の多い順に並んでいる方が圧倒的に分かりやすいです。

まとめ

この様なノートの作り方、使い方をしていれば、ノート作りが目的となってしまうことはないと思います。過去問演習の結果、自分がミスをした問題をまとめていき、効率よく復習をしていくというのが、過去問ノートの趣旨です。

科目や分野によっては、コピーするのが面倒くさいということもあると思います。その際は、無理にでも作るのではなく、ノートの裏面だけを作成するなど方法を少しアレンジしてください。

 

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