授業を理解し、暗記することも暗記した、ではその後何をしたらよいのでしょうか。それはアウトプットです。しかしアウトプットにも、問題集を解いてみたり、過去問を一通りやってみたりなど様々なやり方があります。そこで今回紹介するのが白紙復元法というアウトプット方法です。一言で言えば覚えたものや解法などを、何も見ずに白紙に書き写すというものです。やり方の一例とプロセスを紹介しながらみていきましょう。
テーマごとにアウトプット!
白紙復元法を用いるときは、テーマを決めてアウトプットしましょう。例えば世界史だとしたら、フランスや中国の王朝の歴史などテーマを決め、ひたすら白紙に羅列していくようなイメージです。王朝だけでなく「10世紀の世界」や「14世紀のイギリス」のように年代や国を決めてできます。ここでは世界史を例に出しましたが、その他の教科でも活用できるので、紹介したようにテーマを決めて白紙復元してみましょう。
最初はゆっくり、だんだん高速化!
復元する際は、もちろん最初はゆっくり始めても構いません。しかしそれだけでは実践的ではありませんので、だんだん時間を決めて高速化を図りましょう。例えば最初はじっくりと白紙に、上記したようにテーマごとのアウトプット内容を書いていきます。そしてまた2回目をやるときは白紙に書くのではなく、口頭で、数学だったらその問題の解法を、日本史ならテーマ決めしたものを言っていきます。口頭であれば書くよりも時間はかかりませんのでかなり効率は良くなると思います(日本史など書く際に漢字で書くものは、漢字も思い浮かべられるように注意してください)。これを繰り返していき、無意識にインプット内容がアウトプットできるようになれば、受験でかなりの武器になるでしょう。
まとめ
いかがだったでしょうか。もちろんアウトプット方法はたくさんありますので、これは一例にすぎませんが、白紙復元法を紙とペンがあればどこでもできるという利点もあります。この方法を活用しながらインプットしたものをどんどんアウトプットして、本番でも100パーセントの力が出せるようにトレーニングしましょう。