準備編では問題を解く上で必要となる知識のつけ方について書きました。実践編では、その知識を活用してどのような勉強をすれば点数upに結びつくか説明していきます。基礎的なことはわかっている前提で書いていくので、単語などが不安な人はまず準備編を読んでからこの記事を読んでください。
準備編はこちらの記事を読んでください。
どうやればいいの?英検2級勉強法〜準備編〜
Contents
筆記の勉強法
筆記で大きなウエイトを占めるのは長文です。長文を勉強するときは過去問や予想問題などで実際に文章を読んでトレーニングしていきましょう。しかし、ただ数をこなしたからといって成績が上がるわけではありません。長文を勉強する場合いくつか意識するべき点があります。最初に問題を解きます。このとき、先に設問見ておくようにしましょう。こうすることで何について書かれた文章かわかり、本文が読みやすくなりますし、その読んでいく中でも重要なポイントを意識しながら読めるようになります。
長文問題では、すべての文章の内容を暗記しながら読む必要はありません。例えば、問題提起や具体例の部分は本文を理解する上では必要ですが、実際に聞かれることはあまりありませんよね?筆者の主張やまとめの部分と言った重要なところを意識して緩急つけて読むようにすると内容を忘れて設問ごとに長文を見直すことも減っていくはずです。理解するべきところに時間をかけられるようになればより正確に長文が読めるようになります。
また、一度読んだ長文は後でもう一度復習するようにしましょう。長文は一度読んだだけでは効果が薄いです。時間を空けて解き直しましょう。そのとき、自分の調べた単語の意味や解説が書き込まれた文章ではなく、きれいなそのままの文章を解いてください。そこで間違えたところを復習する、ということを繰り返していけば少しずつ長文が読めるようになっていくはずです。
リスニングの勉強法
英検2級では、音声は一回しか流れません。そのため、一度で集中して聞きとることが大切です。そのためには、長文と同じように問題に事前に目を通しておき、ポイント見極められるようにしましょう。こうすることで文章の内容が頭に残りやすくなるだけではなく、集中して聞くべき部分がわかるようになります。
そして、2級のリスニングの速さに慣れるには、何度も英文を聞くことが一番の近道です。準備編で書いたようなステップで繰り返し繰り返し練習しましょう。伸びている実感がわかなくても継続して続けると、耳が次第に慣れてきて、速い文章も聞き取れるようになります。
ここで、一つアドバイスがあります。速いリスニングではすべての英文を理解するのは難しいときもあります。それでも、上で書いたように重要な部分を意識し、文章の流れをつかむようにすると、正解にたどり着けるようになります。
完璧に聞きとることではなく、何を言いたいにか理解するようにしましょう。
面接の勉強法
一次試験を合格した後の二次試験であるのが面接です。学校のテストや模試では点数取れても実際に話そうとすると固まってしまう人もいるでしょう。
では、なぜ文章は読めるのに英語を話せないのでしょうか?それは英語の文章を完全に自分のものにできていないからです。日本語の日常会話では、思いついたことをすぐに言葉にして話しますよね?そのとき、文法の細かいところなど意識せず、自然に文章が出てくるでしょう。それを英語でもできるようになればいいのです。こう書くと、とても難しいことに感じる人もいるかもしれませんが、そんなことはありません。話す文章は学校の教科書に載っているような簡単な文章でいいのです。
面接の勉強ではいつもの英語の勉強にプラスしてすぐに文章が出てくるように実際に英語を話すトレーニングが必要になります。それは、意味がすでにわかっている英文を繰り返し繰り返し言葉にしてアウトプットすることです。こうして、聞かれた時にすぐに答えられるようにします。ここまでくれば、体が反射的に答えられるようになり、文法事項などを意識せずに正しい文章が話せるようになります。あとは過去問などで形式に慣れながら練習して、覚えた文章を少し変えて答えになるようにして言えるようになれば合格できます。
このようにすぐに出てくる「完全に自分のもの」である文章を増やすことがspeakingに限らず英語の成績を伸ばす秘訣です。
まとめ
長文もリスニングも、成績を伸ばすには繰り返し勉強さなければいけませんが、やり方次第で効果は大きく変化します。面接も含め、英検では総合的に英語を使いこなせる力が試されています。2級合格を目標にしながら英語の能力を伸ばしていきましょう!