近年の大学受験の英語科目において、存在感を増しているのが英作文です。
かなりの数の大学で導入されている背景には、従来の英語で求められた読解や暗記中心型の試験ではなく、リスニングやライティングの要素が強く求められていることが挙げられます。
そして英作文は多くの受験生がつまづきやすい出題形式です。
問いに対して答えるのではなく、自分で英語をアウトプットする必要があるため、断片的暗記による勉強法が通用しないからです。
ここでは、そんな大学受験の英作文において、得点アップのためのコツを紹介します。
志望校の字数に応じて、予め型を用意する
英語には日本語よりも明確な型があります。例えば、問いに対してAかBかの結論と主張を求められる場合、
・結論(A/B)+理由の数
・1つめの理由と根拠
・2つめの理由と根拠
・まとめ
というスタンダードな型を使うことができます。
英作文の型については、英作文の参考書にいくらでも書いてありますので、それを用いましょう。
主張の仕方や接続詞、まとめの書き方など、そのまま真似してしまいましょう。
正しい表現であれば、参考書から盗んでも何の問題もありません。
注意すべきは、志望校の要求する字数です。
字数が多いほど理由やその根拠、もしくは具体例を丁寧に書く必要があります。
詳細な記述が求められる場合は、予めその辺りの論理展開の用意をしておきましょう。
カッコイイことは要らない
英作文は加点でなく減点方式が多いので、まずは間違えないことが大切です。
少し捻った意見や、奇抜な発想は全く不要です。
逆に、意見自体に対してはあまり点数がつかないことを意識しましょう。
通常の感覚で把握できることをしっかり書きましょう。
例えばグラフを見て答える問題。
グラフの数値が伸びているのは明らかなのに、敢えてそれに触れないことは「表現を避けている」として減点になる可能性がありますが、具体的な数値や増加量、増加率については書かなくても減点となる可能性は低いでしょう。
「具体的過ぎるため文字数上省いた」とも考えられるからです。
重要なのは、自分が絶対間違わない表現を徹底して使いこなすことです。
増える・減る、進む・戻る、行く・帰る、など基本的表現でいくらでも書きようがあることに対して、明確に自分用の表現を持っておくことです。
まとめ
いかがでしょうか。
今回は英作文の基本として、型を使うこと、捻った表現ではなく素直で自分が間違えない表現を使うことについて解説しました。
次回も引き続き英作文のポイントについて紹介していきます。
英作文の得点を確実にあげるコツ PART2
関連記事
英作文のコツ
英作文!得点アップの3ステップ勉強法