みなさんは、大学受験に向けてどのくらい勉強していますか?
このように「どのくらい?」という表現を使うと、受験生のみなさんは、「〜時間」と考えがちです。しかし、受験勉強は本当に時間だけで決まるものでしょうか?
この記事では、そんな勉強時間の不思議について説明していきます。
時間で勉強量は捉えられない!
当たり前のことですが、時間だけでは本当の勉強量を定義することはできません。
受験生によくありがちなのは、「勉強してるフリ」です。もちろん本人は至って真面目に受験勉強をしているつもりなのですが、問題はその受験勉強の効率がものすごく悪いケースがあるということです。
例えば、音楽を聴きながら勉強したり、模試の直前まで睡眠時間を削って勉強したり、枚挙に暇がありません。
そういう非効率な勉強を続ける限り、勉強時間を増やしても大きな成果は出ません。
むしろ、勉強時間は短くても質の高い勉強を続けている人の方が、いざ追い込みをかけるときに勉強時間を増やしてラストスパートができるため、大変有利です。
時間重視が怖い本当のワケ
時間を重視した学習をしていると、実は大学受験よりもその先のステップで苦労します。
大学受験はなんだかんだ時間でも解決できることがたくさんあります。受験生時代は勉強だけしていればゆるされますから、変な話、ずーっと勉強さえしていれば、成績は上がります。
しかし大学生や社会人になると、その論理は通用しません。もちろん大学生の本分は勉強かも知れませんが、サークルやアルバイト、インターンなど机の上のお勉強では経験できないことをたくさん経験できるチャンスがやってきます。
しかし、1日の勉強時間は限られていますから1つの活動を効率化して、なるべく並行して活動しなければなりません。
そこで、受験生時代に時間で解決する癖がついてしまうと、効率化よりも時間をかけることに目がいってしまい、複数の活動がこなせない結果になるのです。
当然、キャンパスライフは地味になってしまうことでしょう。
仕事ができない東大生になるな!
よくテレビなどで放送される、仕事ができない東大生などと言われますが、これはまさに時間重視の勉強を続けてきた弊害です。(もちろん、実社会には仕事がめちゃくちゃできる東大生もいますので、安心してください。)
自分が具体的に何をしてきたかという結果や成果ではなく、何時間費やしたかというプロセスに誇りを持ってしまっているのです。
まとめ
いかがでしょうか?
みなさんも、受験勉強は大学生になるための1プロセスにすぎないと判断せず、将来に向けた大人になる訓練と考えて、勉強をしていきましょう。
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