近年の大学受験の英語科目において、存在感を増しているのが英作文です。
英作文は多くの受験生がつまづきやすい出題形式です。
自分で英語をアウトプットする必要があるため、断片的暗記による勉強法が通用しないからです。
前回のPART1(英作文の得点を確実にあげるコツ PART1)では英作文の型、そして減点方式の話を述べました。
今回は、大学受験の英作文の得点アップに向けた、具体的なコツと対策方法をご紹介します。
Contents
解答の基本ステップ
英作文を書くとき、みなさんはどのような手順で問題を解いていますか?
よくあるパターンは、そのまま書き始めて字数になりかけたら終わらせるように調整するというものです。
しかしこれでは、文字数が足りなかったり多すぎたりする際にかなり時間をロスしてしまいます。
始めの頃は問題に対する作文の型を決めて、与えられた文字数を配分した上で作文をしていきましょう。
与えられた文字数を型に配分した後も、そのまま書き始めてはいけません。
日本語でも構わないので、何を書くか予め決めて、メモを作りましょう。
例えば、
・導入「AよりBが良い」「理由は2つ」
・1つめの理由「〜にとって、〜は非常に便利」
・2つめの理由「金銭的負担も工夫によってBの方が安い」
と言った具合です。
以上をまとめると、
・文字数を解答の型に配分する
・先に言いたいことをメモしてから書く
ということです。
書いた後に絶対チェックする
解答後に大切なのは、書いた後にきちんとケアレスミスなどのチェックを行うことです。
記号問題であれば、記号を間違えることは稀かもしれませんが、英作文で三単現のsを忘れたり過去形を現在形で書いてしまったりすることは非常に頻繁に起きます。
前回のPART1でも説明したように、英作文の多くは減点方式で採点されると言われています。
ですから、上記のようなミスも1点を失うことに直結してしまうのです。
しかしミスを探すと言っても、丁寧に自分の作文を読み返していたら他の問題を解く時間がなくなってしまいますよね。
そんなときは予めチェックリストを決めておきましょう。
自分がミスしがちなポイントを3〜5個決めておいて、そこを優先してチェックします。
試験中に時間に余力がある場合は、余った時間でそれ以外のポイントを見直ししてもOKです。
まとめ
英作文は手順が大切です。
欧米の学校では作文の授業があり、作文の型の決め方や書く手順を勉強します。
受験生のみなさんは、ましてはネイティヴでもありませんから、しっかりと手順を守って作文を書くことがかなり重要です。
次回も引き続き英作文のポイントについて紹介していきます。
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