大学受験では、英単語を入試の日までに覚えなければいけません。
単に英語が上達したいなら時間をかけられますが、大学受験生は時間が限られています。
そのため、受験生は効率の悪い単語の覚え方をしてはいけません。
今回は、市販の単語帳を効率的に覚える使い方を紹介します。
覚え方は密度より回数が大切
単語帳を1つ決めたら、「少しずつ確実に覚えよう」とする気持ちを捨てて下さい。
最もありがちな落とし穴は、「1日に10語覚え、2日目には前日やった単語をチェックしてから次に進む」という方法です。
これは日に日に大きな負担になり、結局全部終わらないことが多いのです。
反対に、同じ学習時間で「触れる」単語の数を増やして1冊の単語帳を何度も学習するのです。
当然1度では覚えられませんが、問題ありません。
単語の記憶は1度の学習の密度より、その単語と出会った回数が大切だからです。
単語の記憶には、レベルがあります。
1. 見たことがない単語
2. 見たことはあるけれど意味がわからない単語
3. 何となく意味はわかる単語
4. 見れば意味がピンとくる単語
大学受験では4のレベルに達していなければ得点源になりませんが、現在1のレベルの単語でも、くり返し学習で徐々に4まで持っていくことができます。
毎日覚える時間を固定する
試験日までに単語を確実に覚えるには、単語の学習を習慣化することが絶対に必要です。
大事なのは速いペースで1冊を何度も、できれば最低5回は通読することですが、「空き時間にやろう」と思うとついやらない日ができ、ずるずると先延ばしになりがちです。
1日20分でも30分でも学校に行く電車の中な「英単語を学習する時間帯」をまず固定してください。
始めるとわかりますが、毎日同じ時間をかけても最初の通読(1セット目)の時より2セット目の方がスピードが速くなります。
1度目に単語を50個見ることができた時間で、2度目は70できるという具合です。
入試まで300日の間に5回やろうと決めたとします。
1度目が予定通り60日で終われば300日で7回から10回できるでしょう。
しかし「それなら最初の予定を3回ペースで組もう」と考えてはいけません。
私が見た中でこういう発想をした人のほとんどが、余裕のはずの3セットも終えることができませんでした。
1冊の単語帳をブロック分けする
1つの単語帳を何度もくり返しますが、300とか400という1つのまとまりを1セットとして1週間くり返すという方法にしましょう。
それは、たとえば2000語の単語帳で1日50語だと、1冊が1セットでは2回目までに1ヶ月以上空いて記憶が薄れてしまいます。
300語が1セットであれば50語を6日、つまり1週間に最低1回じ単語に触れることができ、記憶のレベルは確実に上がります。
先ほど書いたように2セット目以降はスピードが上がるので、1回にこなす単語数を60、70と上げて行きましょう。
例文の中で覚える
単語帳は必ず例文のあるものを選びます。
どの本でもいいですが、できれば例文の短いものがいいので、この点で『DUO』はおすすめです。
なお、『DUO』には反意語や派生語が載っていますが、大学受験が目的であれば時間は限られているので、見出し語を覚えると割り切って、例文がない限り無視してかまいません。
まとめ
単語を覚えるにはその単語に出会う回数を増やすことがいちばん大切です。
単語学習を習慣化し、一度で覚えようとせず回数をこなせば記憶は自然に強化されていきます。
ぜひ試してみてください。
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