今回は参考書『センター漢文 8本のモノサシ (大学受験合格請負シリーズ)』の使い方を紹介します。
本書の特徴
- センター試験対策のために、句法を頻出ランキング順に掲載
- 読解の鍵となる重要語句と漢字を厳選
- 8本のモノサシ(読解において正解を見つける方法)
- 本書は大きく2部構成(インプット編とアウトプット編)
※インプット編は重要事項、例文、実践問題の繰り返しで知識を定着
※アウトプット編は8本のモノサシという作者が読解のヒントをもとに問題演習
それぞれ解説が丁寧になっており、分かりやすいです。
書名の通り、センター試験漢文の対策が主となっています。ですが、この知識を踏まえて、二次試験への導入ともできるでしょう。
また、演習で躓いた時も、本書に戻ることで自分に何が足りないのかをルールとして確認することが出来ます。
本書の構成
本書は大きく2部構成となっています。インプット編とアウトプット編です。
インプット編は重要事項がはじめに強調され、例文、問題演習の繰り返しとなります。
ここでは、センター試験頻出の句法、重要語句、漢字が扱われます。
アウトプット編では、筆者の提示する8本のモノサシをもとに読解問題を解く流れです。
このモノサシは恐らく漠然と理解している人もいるでしょうが、本書の様に明示されると非常に分かりやすい形で使えるようになります。
また、返り点の返り方チェックや句法の総チェックにもページが割かれています。
学習ペース
句法の勉強が一通り終わっているのであれば、2週間程で一気に読んでしまいましょう。
アウトプット編ではしっかりとモノサシを理解して覚えるようにしましょう。
センター試験過去問
本書を2周したら、センター試験の過去問演習に移行しましょう。
本書で読解の方法をしっかりと勉強することも大事ですが、その知識を早くものにするために、問題演習をこなしましょう。
そして、分からない部分があったら、本書に戻ってモノサシを確認するという方法にした方が自分に何が足りないのかを理解しやすいと思います。
まとめ
漢文は他の科目と比べて覚える知識の量が少ないと言えます。
そのため、句法等の基礎固めをしっかりと行なったら、読解に関してはさらっと重要なことを理解して、演習に移行しましょう。
そこでいまいちちゃんと読めていないと思う場合に本書に戻りモノサシを確認するということが重要になります。