受験生のみなさん、夏休みをどのように計画していますか?
夏休みといえば、普段学校がなく、ほとんどの時間を受験勉強に充てられる絶好のチャンスです。
普段は数時間しか勉強の時間を確保できない現役生にとっては、周りと差をつけるチャンスであり、浪人生にとっては逃げ切りのスパートをかけていく時期でもあります。
そんな夏休みを有効に使うためには、いくつか注意すべきポイントがあります。
ここでは、その中でポイントを3つに絞って紹介しましょう。
①講座を詰め込み過ぎない
はじめのポイントは、講座を詰め込み過ぎないことです。
学校の夏期講習や塾や予備校の夏期講習など、夏休みでも授業を受ける機会はたくさんあります。
また、時間がある夏休みこそ、普段は手の届きにくい分野や科目に手をつける良い機会です。
しかし、授業ばかり受けてしまってはいけません。
例えば60分の授業を受ければ、その予習と復習、宿題の対応で2〜3時間が取られてしまうでしょう。
ですから、講座を詰め込み過ぎるとせっかくの夏休みを、普段と同じように過ごしてしまうことになりかねません。
夏休みは演習時間を確保し、実力の定着を図ることを重視しましょう。
講座を受けることに集中せず、自由な時間を使って、インプットをアウトプットに変えていく「得点化」を狙うのが良いでしょう。
②過去問に取り組む
①の演習ともつながりますが、夏休みに取り組むべき課題の1つが、過去問演習です。
ある程度受験勉強も進み、範囲も網羅し始めたこの時期に過去問を解くのは、非常に効果があります。
まず言えるのは、実力試しの効果です。
過去問演習を通じて、目標に対する自分の到達度を把握できます。
その結果を振り返ることで、自分の勉強法や作戦を見直し、修正することができます。
それ以降の学習は、より効果的なものとなるでしょう。
更には、秋以降の方針が定められるという効果があるのです。
秋以降は学校も始まり、イベントシーズンで忙しくなります。
そんなときに、あらかじめ自分の勉強方針が定まっているのは、非常に有利です。
③苦手を克服する
最後のポイントは、苦手を克服することです。
夏休みを過ぎれば、冬休みしか長期の休みはありません。
しかし冬休みは過去問やセンター試験の対策が否が応でも必要になるため、苦手を克服する時間はありません。
現役生ではなおさらです。
ですから、夏休みはある意味で苦手克服の最後の機会かもしれません。
特定科目ばかり集中し過ぎるのは良くありませんが、苦手な範囲や科目に注力することを忘れないでください。
まとめ
夏休みはまさに受験勉強の正念場です。
毎日が休みであるからこそ、受験生それぞれがとる行動がバラバラになり、そのため結果にも差がつきやすいのです。
夏休みという絶好の機会を活かして、受験勉強を駆け抜けましょう!