今回は、センター試験における地理の勉強法を解説します。
地理は社会科の科目の中で、主に理系の人が選択することが多い科目です。
高校によっては、「2年生時の1年間のうちにすべて終わらせて、3年生時にはセンター試験の過去問題を解く」というところもあるようです。
センター試験に向けた対策をしている受験生は、英語や数学などを優先し、地理の勉強に時間を充てられない人も中にはいると思います。
しかし地理は、少ない勉強時間の中で点数を取ることが実は可能なのです。
ここではどういう風にすればよいのかを解説していきます。
Contents
要点をしっかり抑えよう!
これは地理に限らず、他の科目にも言えることなのですが、地理においてセンター試験の結果が取れない理由に、知識不足と復習不足があげられます。
地理に関する知識が不足している場合、教科書や資料集の中身をよく覚えていなかったり、重要なポイントを把握していないということです。
例として、「地形」「気候」「植生」「土壌」というのは、それぞれが関係しているのに、別のものとして見てしまうことがあげられます。
不足している知識を補うために、要点ハンドブック地理B(シグマベスト)や、ハンドブック 地理の要点整理(学研教育出版)といった、専門分野に関することが詳細に記述されている参考書を読むといいでしょう。
これらは重要ポイントを、教科書の太字よりも強調していて、かつそれらに詳しい解説がつけられている場合があります。
取り組む際は教科書、用語集、統計資料を手元に置き、参考書を中心に読みながらノートに重要事項を書いていきましょう。
参考書を中心に読むことによって教科書に書かれていないことが正確に覚えられるので、より多くの知識を取り込むことができます。
要点ハンドブック地理B
ハンドブック 地理の要点整理
短い時間で、集中して取り組む
先述した通り、地理は他の科目に比べ勉強時間に割く時間はとても限られてしまいます。
しかし「何もしない」よりはした方がいいですよね!
少ない時間で勉強をするためにゼミノート地理B(数研出版)やスピードマスター地理問題集(山川出版社)といった問題集を有効に活用しましょう。
これらを活用することで、抑えた要点や重要ポイントなどをしっかり覚えているかというのが確認できます。
地理に充てる勉強時間としては90分を目安にしましょう。
地理は長い時間をかけて勉強するよりも、短い時間でほぼ「一発勝負」のような形で集中して取り組んだ方が点数は伸びます。
長時間勉強を必要としている科目の学習を行う前に、集中力を高める目的で地理の学習を活用してみてください。
ゼミノート地理B
スピードマスター地理問題集
過去問は繰り返し行おう!
少ない時間で集中的に勉強したら、今度は同じ容量で過去問題にチャレンジしましょう!
その際、統計資料を活用しながら学習するとよりわかりやすく問題を解きやすくなります(本番で統計資料を使うのはもちろんNGです)。
地理のセンター試験の出題形式というのはあまり変わっていないので、過去問題を解いていく過程で、得意な問題・苦手な問題というのがわかりやすく出てくると思います。
苦手な問題がわかるようになったら、苦手克服ができるように取り組みましょう。
また、過去問題は何年分かの問題が1冊になっています。
それを1回だけではなく、何回も行いましょう。
先ほども書きましたが、地理のセンター試験の出題傾向は変わっていないので、それを知るためにもしっかりと過去問題の回答をしていきましょう。
まとめ
センター試験の地理は、今まで学習した知識と過去問題が高得点獲得のカギを握っています。
どちらかを怠っていても点数が取れる科目ではありません。
しっかりと学習し覚えた知識と問題集を活用し、過去問題を解き、センター試験本番では、自分が想像している以上の成績が取れるかもしれません!
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