古文がなかなか読めるようにならない!という方はいませんか?
その原因としてよく挙げられるのが「語彙不足」です。
実は、英単語と同じぐらいなのが古文単語。
まだ手をつけていないという人は一冊買って、今回ご紹介する方法でぜひ取り組んでみてください。
どんな単語帳を使えばいいの?
ただ古文単語と現代語訳だけをセットで覚えると忘れやすいので、イメージも合わせて覚えることをおすすめします。
そのため、イラストや例文が充実しているものがよいでしょう。
また、頻出順や五十音順も分かりやすいですが、カテゴリー別にまとまっているものが近くのものを関連付けて覚えることができるのでおすすめです。
例えば、貴族に関する単語がまとまっていると、その単語自体が思い出せなくても近くに合った単語が貴族に関するものである、と思い出せれば読解のカギになります。
違う単語とも関連付けて覚えることで忘れにくくなります。
どうやって覚えるのが効果的?
古文単語といえど、現在私たちが使っているのと同じ日本語です。
初見の単語でも、なんとなく意味が推測できるものは実は多いのではないでしょうか?
そこでおすすめなのは、現代語と意味が大きくかけ離れているものに注力して覚える方法です。
例えば、古文単語で「かげ」はどんな意味を持つか知っていますか?
正解は「姿・光・顔・影」などです。現代語と同じように「影」の意味も持ちますが、対義語にも思える「光」という意味も持っているのです。
このような、単語を見ただけでは意味が分かりにくいものにはしるしなどをつけておいて、アプローチを変えるのが効率よく覚えるポイントです。
古文単語ゴロゴ手帖
漢字表記が意外と役立つ?
意外と気にしている人が少ないのが、古文単語の漢字表記です。
ひらがなで書かれるとイメージしにくくても漢字にしてみるとイメージしやすいものも多くあります。
例えば、「ありがたし」という形容詞。
現代語のありがとうに近いため、なにか「感謝」に関する単語なのだろうか、と思いませんでしたか?
「有り難し」と漢字にしてみるとどうでしょうか?「有る」のが「難しい」ことから、この単語には「めったにない・めずらしい・貴重だ」などの意味が主にあります。
実際には現代語のありがとうの語源ともいわれているようですが、少しニュアンスが違うので読解の際には混乱してしまいますね。
漢字表記で覚えることでその漢字自体の持つ意味と関連付けて納得して覚えられるものも多いので、ぜひ試してみてください。
まとめ
英単語の重要性はよく言われますが、古文単語はそこまで取り組んでいない、という人も多いです。
読解の基本は語彙を増やすことです。
ある程度の語彙を身につけることで、問題文が何の話をしているのかよく分からないということはなくなると思います。
ぜひ古文単語も取り組んでみてください。
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