何故古文は日本語のはずなのに読めないのか。そう疑問に思ったことはありますか?
古文の文法や単語を覚えようとしても馴染みのない言葉や意味が違う言葉がたくさん出てきます。それで何かずれが生じて、古文に対する不満を募らせて古文を嫌いになっていく人がいます。
だから、最初に言いますが、古文を日本語だと思わないでください。外国語だと思った方が、多分理解はすっきりします。これから、古文の勉強方法を紹介していきます。
①古文の文法を暗記
単純暗記と理解暗記
イ.単純暗記
ロ.理解暗記
古文に限らず暗記には2つ方法があります、単純暗記と理解暗記です。古文の文章を読むためには、まず古文の文法を暗記する必要があります。自分のタイプ次第で、文法を理解しないで単純に暗記していく方法をとるか、文法を理解して暗記していく方法をとるかを選んでください。
どちらの方法を選んでも、この時点で100%文法を理解できていなくても大丈夫です。
重点的に覚える事項
次の文法事項(動詞、形容詞、形容動詞の活用、助動詞の活用・接続・意味、敬語、係り結び)を重点的に押さえて、漏れた部分は文章を読んでいく中で確認していく方が効率は良いです。
使用する教材は学校教材で十分です。文法を覚えると同時に、単語もできるだけ覚えていきましょう。
②古文に慣れる
①の段階で文法をある程度暗記して、文章を覚束ないながらも読めるようになっているかと思います。勿論この時点で文法が完璧というのはあり得ませんが、覚えた知識を使って文章を読み、古文に慣れていく必要があります。
分からない部分を調べてメモ
その際に、不明な単語や文法事項は逐一チェックして、ノートにメモしていきましょう。①で使った文法の学校教材や古語辞典をひっきりなしに使うことになり大変手間ですが、この手間を惜しんでしまうとなかなか古文に慣れることはできません。
①と②に関しては、学校の授業で終わらせてしまうというのが一番の方法ではありますが、それぞれの学年や学習進度によっては授業を活用することが出来ないかと思います。
教科書の内容を学習済みの場合、そのノートを基にして①②を行うのが良いかと思います。また、教科書以外を使う場合、市販の問題集で基礎レベルのものを選んでください。②を終える目安としては、文章を読んで8割位理解できる段階とします。
基本的な古文単語
加えて、別個に基本的な古文単語を覚えたいという場合、マドンナ古文単語をお勧めします。この単語帳で、短期間で大学受験に最低限必要な単語230語を習得することが出来ます。 ただし、この単語数のみではセンター試験でも不足する量であるため、別途単語の学習が必要となります。
③問題練習
②で古文に対する慣れが出来上がったら、次は問題練習となります。ここで志望校のレベルに合わせた問題集を選ぶのは早いです。過去問などで問題形式を確認するのはありですが、まずは標準レベル位の問題集を選んでください。
その後、センター試験対策や大学別対策を行う方が良いと思います。
まとめ
①②③と順を追って古文の勉強方法を説明してきましたが、方法としては現代文よりは英語の勉強方法の方が近いです。なかなか馴染むのが難しい科目ではありますが、段階を踏んで慣れていくしかありません。この方法を参考にして勉強をしてください。
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