センター試験の世界史で6割取る勉強法!

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 今回は、センター試験の世界史でまずは本番の平均点である得点率約6割に到達するための勉強法3ステップをご紹介します!世界史は、高校によっては全範囲学習が終わるのが高3の冬であったり、場合によっては授業内で終わらなかったり…ということもあるのが難点な社会科目。そこで現役で難関大合格を目指すには、自分で授業よりも先取りして、全範囲学習を進めていく必要があります。ぜひ時間のある夏休みを有効活用して、正しい方向で努力し、志望校合格に近づきましょう!

まずは流れをつかむところから!

実際にセンター試験の過去問を見ると分かるのですが、選択肢の中から同時代に起きたことを選ばせたり、ある戦争が起きた経緯などを尋ねたりする問題がいくつかあります。そのため、ただ「戦争名と主要人物」、「作品名と著者」などをセットで覚えるだけでなく、「その戦争はどんな経緯で勃発し、その後の世界にどのような影響を与えたのか」「その作品は、どんな社会の動向を背景に生まれたのか」などをしっかりと納得して覚えることが重要です。

 最初はナビゲーター世界史(山川出版社)や、世界史Bの実況中継講義(語学春秋社)などの、数冊に渡って教科書よりもさらに詳しく書かれている参考書を通読することをおすすめします。会話のような文体であったり、時々問いかけもあったりするため、気張らずに楽しんで世界史の大枠を把握できるのが両書の特徴です。取り組み方としては、一回目に読むときには世界史の用語集を手元に置き、知らない語句は随時調べるようにして詳細に読み進め、二回目三回目以降は苦手な分野のみ注力して読んでみましょう。

インプットの次はアウトプットへ

 先ほどの方法で、インプットを終えたら、それが実際に自分の知識として身についているのか確認するアウトプットの工程に移ります。これはどの科目にも言えることですが、覚えた後には必ず、自分の力で問題に取り組み、フィードバックすることが着実な学力向上のカギです!

おすすめの問題集は、詳説世界史ノート(山川出版社)です。主に、教科書で重要語句として太字で記されている単語が空欄となっている、穴埋め型の問題集です。参考書を眺めているだけでは詳細な部分はうろ覚えになってしまうので、マクロな視点で時代の流れをつかんだ後は、ミクロな視点を持って一つ一つの事象を丁寧に暗記していく作業も欠かせません。

取り組む際に重要なのが、問題を解いて丸付けしたあと、間違えた問題には設問番号などにしるしをつけておくことです。世界史では世界各国、紀元前から現代まで、膨大な範囲を扱います。そのため、対策する上で重要なポイントは「分かることと分からないことに対してのアプローチを変え、効率よく覚えていくこと」になります。すべての問題について同じ回数取り組むよりも、苦手な問題のみ参考書や用語集に戻って覚え直し、再度チャレンジするほうが時間の短縮につながります。

実際に過去問にチャレンジ!

ある程度の知識が定着してきたら、実際にセンター試験の過去問にチャレンジしてみましょう!「学校の定期テストではできるのに、模試ではなかなか成績が振るわない…」ということを解決するためには、実戦を積むことが大切です。センター試験形式の傾向をつかんで、正答にたどりつく練習をしていきましょう。

 過去問演習の際に重要なのは根拠を持って正解を選べるようになることです。そのためには、問題を解く際には正解だと思う選択肢を選ぶだけでなく、その他の誤りだと思う選択肢のどこが間違っていると思うのかを語句の下などに線を引いておくと良いです。そうすることで、どこで覚え間違いをして誤答を選んでしまったのか、また本当に根拠を持って正答を選べたのかが明らかになり、今後の対策につなげることができます。問題を解いて、知識があやふやだった箇所はまた参考書や問題集に戻り、そのつど知識の抜けを補っていくようなイメージで取り組んでみてください。

まとめ

以上、世界史の勉強法3ステップをご紹介しました。いかがでしたでしょうか?世界史は出題範囲が多く、対策にとても時間がかかりますが、その分やった人とやっていない人とで大きな差がつく科目でもあります。ぜひ、この勉強法3ステップを参考に、楽しく効率的に世界史に取り組んでみてください!

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