受験生のみなさんは「過去問ノート」というものを知っていますか?受験勉強で欠かせないのが「過去問演習」ですが、その演習をより効率的に、かつ最後まで実力アップにつなげられる最強ツールが過去問ノートです。では過去問ノートはどう作ればよいのでしょうか。
過去問ノートの役割
作り方の前に過去問ノートをどう使うのかイメージしてみましょう。まず過去問ノートの役割として、過去問に関する情報がまとまっていることが挙げられます。この情報の中でも、自分が行ってきた過去問演習の履歴を集約することが大切です。
受験直前期などに見返すことで、過去問演習をどのようにやってきたか、過去の傾向はどのようなものだったか、自分がミスしやすかったのはどこか、それらを一目で思い出せることが理想です。
そこで、過去問ノートを作る上でこれだけは押さえておきたいポイントは、自分の間違えた部分が分かること、正解・解説が自分の言葉で書かれていること、演習当時に感じたことを記載することです。
作り方①:ミス辞典にする!?
過去問ノートは後で振り返ったときにどこで間違えていたのか、なぜ間違えていたのかすぐに分かると良いです。言い換えれば自分の間違えた部分とその解説だけが載っている辞書(参照すればなんでも分かる!)を作るのです。
そこで具体的な手段として、間違えた問題のコピーを張り付けたり、ノートを丸々写したりするのがおすすめです。間違いを記載する際は決してかっこつけずにありのままを書いてください。それが振り返ったときに自分の気づきや成長につながります。問題を張り付けたら解説を添えると良いでしょう。解説はできれば丸写しでなく、しっかり理解した上で自分の言葉で記しましょう。その際参考にした教科書などのページも記載すると、振り返りに役立ちますよ。
作り方②:コメントはさながら塾講師!?
過去問ノートをただのミス辞典にしてはもったいないです。作り方のポイントとして、自分のコメントを残しましょう。演習のときに感じたことや、自分のミスに対して思うことをさながら塾講師のようにコメントします。当然、ただ感想を書くだけでなく、次につながる反省や改善点を見つけられるとなお良いです。自分の解答や間違いに対して客観的に見ることはとても大切です。そこで採点官の目を養うことができると+αですね。
まとめ
いままで紹介してきたポイントを踏まえ、最終的にはオリジナルの過去問ノートを作ってみてください。ただしあくまで過去問ノートはツールです。ノート作りが目的にならないように気を付けましょう。ではがんばってください!