物理や化学といった理科は学校で全範囲終わるのが遅く、成績がまだまだという人も多いのではないでしょうか。
理科は演習すればするほど点数が伸びる科目です。
得意科目にすると入試では大きくリードできます。
そんな理科ですが、有名な参考書の一つに重要問題集があります。
今回は物理や化学を例にとってその使い方や気をつけるべきポイントについて書いていきます。
重要問題集
重要問題集は基礎が固まってから
最初に、重要問題集に取り組むにあたって気をつけるべきことがあります。
それは、重要問題集は発展的な問題集だということです。
この問題集には良い問題がたくさん収録されており、効率的に実力を伸ばすことができます。
しかし、その効果は基礎がしっかり固まってから解いた場合にのみ現れます。
なぜなら、基礎を身につけていない段階で取り組むと、問題が全く解けず、ただ答えを覚えるだけになってしまうからです。
そのため、先にセミナーといった教科書の傍用問題集を解けるようになりましょう。
この段階が理科において最も大切かもしれません。
具体的な使用時期の目安は、夏休みか夏休み以降です。
化学の理論や物理の力学の分野などは夏休み前から始めていくのもアリでしょう。
問題集の使い方
では、実際に解いていく中での注意点をまとめていきます。
問題を解いた後、答えあわせをするでしょう。
その時、回答の丸暗記にならないように注意してください。
大切なのはどうしてそうなるか理解することです。
こうしないと頭にその解き方が残らず、類題も解けるようになりません。
基礎からどうしてそうなるのか理解するように努めましょう。
また、復習時にも注意すべき点があります。
復習の時は時間があるのであれば解いた問題を何も見ないで解きましょう。
案外一度解説読んだだけではわかったつもりになっても解けないことが多いのです。
問題を解いた次の日に解き直して見ると効率よく復習できるのでオススメです。
他の科目などの勉強で忙しい場合も、重要な部分の式や考え方だけ書くようにするだけで理解度は変わってきます。
問題集一周してからやり直すよりその時その時に復習した方が定着します。
これが終わったら二次試験レベル
重要問題集には入試問題で出るほとんどのパターンが網羅されています。
この問題集が終わったら、二次試験の問題を解く実力はもう備わっているはずです。
志望校の過去問などさらに難しい問題に取り組んでいきましょう。
この段階においても、解説を読んでわからないところがあったら教科書や重要問題集に戻って確認してください。
まとめ
いかがでしたか?
理科は点数が安定しやすく、演習すれば大きな得点源となります。
基礎、演習、復習のスパイラルを意識して勉強していきましょう。