みなさんは普段参考書をどう選んでいますか?
世の中には数え切れないほど多くの参考書がありますが、「これ一冊で、全てが完璧」という参考書は残念ながらありません。
難関大学を合格を果たした方たちに、受験期にどのような参考書選びをしていたかを聞きました。
今回は慶應大学を特集します!
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慶應大学合格Tさん(商学部)
Tさんは予備校に通いながら、実力アップのために参考書にも取り組んでいました。
普段主要科目は予備校で学んでいたものの、週に数コマある講義だけでは不充分だと考え、参考書を使用していたそうです。
Tさんの参考書選びはインターネットの参考書レビューを活用しました。
検索すればいくらでもレビューを手に入れられること、わざわざ本屋まで行かなくともネット経由で本屋買えることといった利便性の観点から、インターネットを好んで使ったようです。
その中でTさんが工夫したのは、予め過去問を理解し、自分に必要なレベルを理解しておくことです。
ネット上ではレビューはたくさんあるものの、必ずしも志望大学である慶應大学の傾向に基づいたものではないため、自分で志望大学の傾向を掴んでおくことで、レビュー自体をしっかり精査していたとのことです。
慶應大学合格Iさん(法学部)
Iさんは都内有名高校に通っており、高校1年生の頃から塾に通っていました。
しかし部活や友人との遊びに熱中してしまい、宿題や課題をやらなかったり、ときには講義をサボったりという惨状だったそうです。
Iさんは浪人が決まってしまった3月にやっと真剣になり、そこから本格的に勉強を始めました。
普段は予備校に通いながら、しかし既習範囲が多かったため、参考書を活用して演習に励みました。
参考書選びでは問題が多く含まれているものを重視しながら、解説の読みやすさにもこだわったとのことです。
慶應大学合格 Aさん(理工学部)
Aさんは地方出身で、現役時代は右も左も分からないまま勉強していました。
浪人して都市部の予備校に通い始めると、始めは勉強の仕方の違いにカルチャーショックを受けたと言います。
そしてここで1年間真剣に勉強をすれば、きっと合格できるだろうという希望が持てました。
参考書選びでは予備校の講師とのマッチングを考え、受講する講師の参考書を使いました。
そうすれば直接講義で話していない内容も質問できたため、便利だという算段です。
浪人ということもあり、比較的時間がありましたので質問は積極的に行い、曖昧な箇所を一切残さないように勉強したそうです。
慶應大学合格Yさん(経済学部)
Yさんは高校3年生の夏から予備校通いを始めました。
それまでは遊びに熱中しておりほとんど真剣に勉強していなかったと言います。
しかし中高一貫校に通って最低限の基礎がある程度固まっていたことが、唯一の救いだと言います。
普段は予備校の授業に集中していましたが、過去問を解いてみると自分の実力不足を痛感しました。
そこで参考書と問題集を購入し、既習範囲の徹底的な磨き込みを図ったそうです。
全てできるようになるために何周も繰り返したところ、問題まで覚えてしまい、センター試験のようなパターン問題は一瞬で解けるようになったそうです。
参考書選びでは、インターネットのレビューと友人の話を元に購入しました。
ネットだけの情報に頼るのも不安なため、優秀な成績の高校の友人の意見も重視したそうです。
慶應大学合格Gさん(理工学部)
Aさんは地方で地区トップの高校に通っていました。
高校2年生の夏までは部活や遊びやらに時間を使っていましたが、学校で習う内容でわからなくなってしまうことはなかったと言います。
まれにわからなくなった場合も友人に聞いて、教えてもらっていたそうです。
その後、夏休みに開催される予備校の夏期講習をきっかけに受験勉強に目覚め、本格的に勉強を始めました。
普段は予備校に通いながら、参考書で演習に励みました。
予備校に通ったのは英数だけだったため、理科などの科目は参考書で受験勉強を進めたそうです。
本屋に行くのが手間なため、ネットのレビューを参考にしてそのままネットで購入していたそうです。
慶應大学合格 Nさん(経済学部)
Nさんは都内公立高校出身で、高校3年生の夏までは予備校に通っていたものの全く勉強しておらず、ひたすら部活のことを考えていたと言います。
夏の引退後は勉強に集中したものの、残り期間に対してやるべきことが多すぎて困惑したそうです。
そのため参考書選びでは、各科目厳選した数冊に特化。
それらを完璧に仕上げる方針にしたそうです。
また、志望校である慶應の傾向を理解し、出題形式やレベルがなるべく近いものを選んだと言います。
慶應大学合格Hさん(文学部)
Hさんは地方高校に通っていました。
地元では知名度があるものの、決して地区トップではなかったそうです。
高校2年生までは地元の補習塾に通い、部活の傍らで宿題もこなすことで校内での順位は安定していたそうです。
高校3年生からは塾を変え、家から離れた都市部の大手予備校に通いました。
講師の教え方やテキストは真新しく、参考書にもそこで目覚めたと言います。
Hさんの参考書選びは至って普通と本人は言います。
友人や講師にいくつか勧めてもらい、自分で本屋で見て選ぶ。
その繰り返しだったそうです。
しかし、人に勧められるがままに買った本もあり、それらは無駄になってしまったそうです。
やはり「自分で考えて購入するのが一番」とのことです。