受験生にとって夏休みは「受験の天王山」と呼ばれるほど重要な期間です。
なぜ夏休みが重要だといわれるのかというと、ひとつには勉強時間がたくさん取れるということが挙げられます。また、夏休みで実力・受験への意識が大きく変わる受験生が多いのです。
夏休みにがんばったおかげで、9月以降の勉強がうまくいき、逆転合格を手にした人も少なくありません。
では、夏休みは一体どんな勉強、どんな生活を送ればいいのでしょうか。夏休みの勉強がうまくいったと思えるのはどんな状態なのでしょうか。
受験生にとっての夏休みとは
まず受験生にとって夏休みとは志望校対策の準備期間になります。
志望校対策とは、過去問研究や問題別対策など、自分が志望する大学毎に行う勉強のことです。
受験本番の時期から逆算すると、夏休み明けの9月から始めるのが良いとされています。
そのため夏休みは志望校対策のための「総復習」の期間と位置づけられます。
総復習といってもただ漫然と復習するだけではなく、センター模試(あるいはセンター過去問)において目標点を突破することを目指すのをおすすめします。
夏休み終盤にセンター模試を受け、自分の総復習の到達具合をチェックしましょう。
センター試験は受験勉強の基礎力を測る上で良いテストとされています。センター試験の目標点を突破することで、自信をもって9月以降の志望校対策に臨めるでしょう。
このとき設定する目標点は「センター試験本番で取るべき点数」とすることをおすすめします。
それだけの基礎力が無いと、志望校対策をしても十分な勉強成果が得られません。
ではどうすればセンター目標点を突破できるのでしょうか。
1日15時間勉強!
まずは1日15時間以上勉強することをおすすめします。
なぜ15時間かというと、これは単純に1日24時間から、睡眠時間・食事や入浴時間を差し引いた値です。すなわち、厳密に15時間じゃなければいけないということではありませんが、「使える時間はすべて勉強に使う」という意識のもと夏休みを過ごせるとよいですね。
何をやるべきか
1日15時間も与えられるとなにをすべきかわからない人も出てくるのではないでしょうか。
まずはそれまで習ったこと、演習した問題集等を洗いざらい見直すことをおすすめします。
当然知識の抜け漏れがあれば、センター模試で目標点は越えられないので、足りない知識はどんどん頭にいれていきましょう。
その上で、志望校対策に必要な勉強もできるとなおよいですね。
センターの目標点を越えることは、すなわち志望校対策のスタート地点に立つことです。
志望校対策で他の受験生と差をつけるためにはスタートダッシュが大事です。
そのため、基礎力が十分な人は他の受験生に先んじて、志望校対策で必要となるレベルの勉強をしておくことをおすすめします。
まとめ
受験生にとって夏休みは「受験の天王山」です。まずはありったけの時間を勉強に充て、人生で一番勉強したといえるような夏休みにしましょう。
また、9月以降に始めるであろう、志望校対策のためにも重要な時期です。合格を勝ち取るためにも計画的に夏休みを過ごしましょう。
がんばれ受験生!!