数学

レイアウトとしては、
章毎の概要・公式のまとめ
例題、例題の数値を変えた問題
練習問題とその解答欄
という配置だった。
アドバイスやヒントなどの記載はない。
解答・解説には考え方という題で方針が記載されている。解説の書き方として、解説の右側に一つ一つの施行のポイントが記載されている。
白黒のため見づらい。

各章の構成として、例題の次にその例題の数値を変えた問題がある。この問題を解くことで、解き方をまず覚えるができるので、成果を出すためのプロセスを踏んでいて良い。しかし、そのあとの練習問題の質に偏りがあるので、例題と練習問題をといていく中で、わからない問題が出た場合は自分で理解しようとせずに人に質問するなどして、解決を図るべきである。

基礎のみ扱う。空間ベクトルの演習量が足りないし、レベルが飛ぶ。数列は基本としてまだ足りない。例えば、等差数列と等比数列の混合問題の演習題がなかったり、漸化式の練習問題が2題のみだったり、問題集としては演習をあまりできないもの。

数列ベクトルのみの参考書は世の中にありふれているが、その中でも基礎分野にフォーカスした参考書はオリジナル性がある。本書は、初学者でもわかるように、丁寧に作られている点（数値を変えただけの問題を演習させる点等）でもオリジナル性があると言える。

費用は安価なので良い。しかし、この価格で基礎のインプットのみしかできないのでそれならこの参考書を使用せずに学校の授業を聴いたりした方がいい。しかし、周りの環境が、整っていない場合は、この参考書に頼っても良い。
だいたい一章当たり45分で終わる。