国語

イラストや矢印・着色等の強調が適度に施されており、見やすい。
特に解説部分では、矢印や文字の濃淡を使い分けて、筆者の伝えたいことをその章で学んだことと絡ませているためわかりやすい。

全体を通して、平易な日本語で記載されているためわかりやすい。
読み方から記載されているため、初学者出会っても学習を進めやすい。

対応範囲は基礎レベルからセンターレベルである。
第3章で東京大学や早稲田大学の問題が出題されているが、問題演習量の観点から入試対策レベルへの対応は不可。
試験での得点アップには、この本を読了後に、センター過去問の演習、もしくは更に上のレベルが必要であれば『船口の現代文〈読〉と〈解〉のストラテジー』等の参考書を進める必要が有る。

記載事項にオリジナル性は特にない。
ただ、読みやすさの工夫がされており、基礎レベルの学習者にとっては適した参考書である。

この参考書を学べば、全レベルに通用する読み方を学ぶことができる。
基礎レベルに不安のある学習者が取り組めば効果は望める。
価格は導入レベルから入試問題に手を付けることもできるため、標準的値段。